| さすがにここまでハードなハマーは見たことがない |
さて、アメリカを拠点にハマーH1のカスタムを行っているミルペックオートモーティブ。
ボルト1本にいたるまでこだわり抜いたカスタムハマーをリリースすることで知られますが、今回は「M1-R」と命名された、同社史上もっともラグジュアリーなハマーを公開しています。
なお、ハマーH1を購入する人々はいわゆる「セレブ」が多いと言われ、よって快適性を求めるケースがほとんど。
よって、ミルスペック・オートモーティブでは防音や制振をしっかり行うといったカスタムも「お手のもの」であるようですね。
カスタムにかかるのは数千時間
ミルスペック・オートモーティブはこれまでにも多数のカスタムを公開していますが、今回のハマーH1 M1-Rはそれらの中においてもスペック・豪華さとも最高峰に位置しており、その価格はなんと約4500万円(そのほかのハマーH1カスタムはだいたい3000万円前後)。
エンジンは6.6リッター・デュラマックス(ディーゼル)V8、出力は800馬力。
サスペンションはロッドホール製のレーシングサスペンション、ブレーキシステムは6ピストン対向、デフは「エアロック式」が用いられています。
フロントにはチューブラーフレームを用いたグリルガード、車体後部にもパイプにてケージが組まれています。
そしてリアのベッド(荷台)上のケージにはスペアタイヤ。
灯火類はLEDへと変更され、さらにはLEDライトバーも。
フロントバンパーにはウインチも装着されています。
テールランプもやはりLED。
ボディには耐スクラッチ製を持つ「ザラついた」塗料が使用されています。
エンジンルームはこんな感じ(はじめてハマーH1のエンジンルームを見た)。
ソフトトップを取り払った状態。
ハマーH1 M1-Rのインテリアはこうなっている
そしてこちらはハマーH1 M1-Rのインテリア。
ダッシュボードやセンターコンソールなどが新しく作り直され、それらの表面やシートはイエローとブラックのレザーへと張替え済み。
メーターリングやステアリングホイールのスポークなど金属パーツはCNC加工にて新しく製作されている、とのこと。
シフトポジションやパーキングブレーキ(電気式へと変更済み)はボタンにて操作を行います。
ステアリングホイールの12時位置にはレッドのセンターマーク入り。
フロアはカーペットでカバーされたうえで防音や制振処理も施され、JLオーディオ製のサウンドシステムが組まれています。
ヘッドレストには「M1-R」の刺繍。
センターコンソールはあまりに巨大で、運転席と助手席との距離がかなりあるようですね。
イエローレザーにはブラック、そしてブラックレザーにはイエローステッチが「コントラストカラーとして」用いられています。
ハマーH1は(ノーマル状態で)全長4,685ミリ、全幅2,197ミリ、全高1,956ミリという巨大なサイズを誇りますが、このカスタムによって更にサイズが拡大しているものと思われ、「アメリカでしか乗れない」サイジングなのかもしれませんね。
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