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ダッジ・バイパー最終限定モデルが約4500万円で落札!おそらくはこのまま継続的に価値を上げそうだ。エレクトリック化して「マッスルEV」としての復活を希望

2021/07/07

ダッジ・ヴァイパー・ファイナルエディション

| ダッジ・バイパーは後年にまで残すべき「ビッグネーム」 |

エレクトリック時代にも「毒蛇」は必要だ

さて、ダッジは2017年にヴァイパーの販売を終了させ、その際には最終記念限定モデル「GTS-R Commemorative Edition ACR」を設定していますが、今回はそのうちの一台が402,000ドル(約4500万円)にて落札されることに。

この限定シリーズは「ヴァイパー1:28 Edition ACR(ラグナ・セカ・サーキットで1:28のコースレコードを樹立したことを記念した28台の限定モデル)」、「ヴァイパーACR 1:33 Edition(MRLSでの1:33,915というラップタイムにちなんだもの)」、「ヴァイパーGTS-R Commemorative Edition ACR(100台限定)」、「VooDoo II Edition ACR(2010年モデルのヴァイパー・ブードゥーへのオマージュ、31台限定)」、「Viper Snakeskin Edition GTC」の5つにて構成されます。

これら限定モデルはなんと当時の発売開始後2日間(モデルによっては45分)で完売しており、改めてヴァイパー人気の高さを思い知らされることに。

今回のヴァイパーGTS-R Commemorative Edition ACRは特別中の特別

なお、今回のヴァイパーGTS-R Commemorative Edition ACRがここまで高額になったのには2つ理由があり、一つは走行距離がわずか82kmにとどまること、そしてもう一つは「100台のうちの1番目」であること。

こういった理由もあり、今回「4500万円」という高値となったわけですね。

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このヴァイパーGTS-R Commemorative Edition ACRの特徴としては、パールホワイトのボディカラーにブルーのレーシングストライプ、グロスブラックの19インチACRホイール、そしてフロントカナードやカーボンファイバー製ブレーキダクト、大型スプリッター、巨大リアウイングを含む”エクストリーム・エアロ・パッケージ”が装着されること。

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搭載されるエンジンは8.4リッターV10、最高出力は654馬力。

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トランスミッションは6速マニュアル、そして駆動輪は後輪のみというほかに類を見ないパッケージングを持っています。

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装着されるタイヤはクムホ製Ecsta V720タイヤ(前295/25、後355/30)、サスペンションは10段階調整式、そしてブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックディスク。

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ヴァイパーGTS-R Commemorative Edition ACRの内装はこうなっている

そしてこちらはヴァイパーGTS-R Commemorative Edition ACRのインテリア。

ブラックレザーとアルカンタラが採用され、モチーフはレッドというスパルタンな仕様です。

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シート(サベルト製)にはレッドステッチ、そしてシートベルトもレッド。

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リアには意外と大きなトランク(FRなので、リアにトランクスペースを確保しているのは当然といえば当然)。

そのほかセンターコンソールに設置された8.4インチのタッチスクリーンには、Uconnectインフォテイメント、ナビゲーション、リアビューカメラ、サテライトラジオが搭載されており、プレミアムHarman Kardonサウンドシステムといった快適装備も。

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ダッジ・ヴァイパーは今後も継続的に価値を上昇させる?

なお、このヴァイパーGTS-R Commemorative Edition ACRの新車価格が145,340ドルであったことを考えると、今回の402,000ドルというのは相当な値上がり幅だと言えます。

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そしてこの最終限定シリーズに限らず、ヴァイパーの相場は全体的に上昇傾向にあるといい、電気自動車では味わえないであろう「大排気量+MT」という特質を考慮すると、今後も継続してその価値を上げることになりそうですね。

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そしてヴァイパーの「今後」ですが、現時点では後継モデルの計画は存在しないといい、残念ながら後継モデルを期待することは難しそう。

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ただ、FCAとPSAとが合併して「ステランティス」が誕生するにあたって、傘下のブランドについて再生のための時間と資金を与える方向だとも報じられており、もしかするとダッジはエレクトリック時代における「新しいアメリカンマッスルの象徴」とし、超ハイパワーEVとして復活する可能性も否定できないと考えています。

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