| その人気の秘密はタイムレスなルックス、そして豊富なカスタムパーツ、なにより過激な仕様だと思われる |
現在の「何もかもがエコ」になった世の中でこういった存在は貴重なのかもしれない
さて、登場から13年が経過していてもアメリカンマッスル市場でナンバーワンのセールスを誇るというダッジ・チャレンジャーですが、今回チャージャーとともに、新しく「HEMIオレンジ」「SRTブラック」の新パッケージ二種が追加されています。
まずは上の画像のHEMIオレンジですが、これはダッジがかつてのマッスルカー全盛時代、HEMIエンジンに付与していたオレンジをイメージしたものだといい、オレンジ色のアクセントは、フロントバンパーからリアバンパーへと続くフルレングスのストライプを含め、車体各部へと用いられることに。
まぜダッジ・チャレンジャーは売れるのか
そのほかだとミッドナイトグレーメタリックのグリルを採用しており、グリル内のバッジもオレンジ、ブレーキキャリパーもオレンジ仕上げ。
なお、このHEMIオレンジパッケージを選択できるのは「GT RWD」「スキャットパック・ワイドボディ」グレードのみだとアナウンスされています。
現在アメリカンマッスル市場には「シボレー・コルベット」「フォード・マスタング」「シボレー・カマロ」といったライバルがおり、それらがモデルチェンジを繰り返して数世代の進歩を遂げている中、このチャレンジャーは「13年もモデルチェンジを行わないまま」好調な販売をキープしており、さらには販売を落とすどころかライバルのシェアを食ってさらに売上を伸ばしている、という報道も見られます。
加えてダッジ・チャレンジャーは中古市場でも人気だといい、そのポジションは盤石といった感じですね。
いったいなぜそういったことが可能なのかまったく説明がつかないものの、推測できるのは「見た目がタイムレスなので、時間がたっても古臭く見えない」ということ。
対するライバルは(マスタングを除くと)けっこう「最先端っぽい」デザインを持っており、たしかにこれは「見飽きたり」、ちょっと時間が経過すると「トレンドに沿っていない」という印象を受ける可能性もありそうです。
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こんな過激な仕様は他には出来ない
そしてダッジ・チャレンジャーの人気が衰えないほかの理由としては「過激なモデルを展開すること」。
かの有名な合法ドラッグレーサー「チャレンジャーSRTデーモン」もそうですが、その後に続く過激なモデル、そして様々なオプション、そして今回のSRTブラックパッケージのような、どう考えてもチューナーの手によるようなクルマ、レース仕様のようなクルマを平然と送り出してくるわけですね。
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なお、「SRTブラック」パッケージを装着すると、専用カラーのグリルが装着されますが、なんと純正で「ボンピン」仕様に。
ダッジを含む旧FCAのブランドには「モパー」なる膨大なオプションパーツ群があり、中には「デーモン仕様のエンジン」もラインアップれているくらいなので、こういった過激仕様などはお手の物なのかもしれません。
そして、そういったパーツ群を使用して「カスタムする楽しみ」があることも人気の秘密なのでしょうね。
ちなみにこちらは「HEMIオレンジパック」のインテリア。
ブラックをベースにアクセントが入ります。
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