| ちなみに排気はフロントバンパーから |

これまでにもシボレー・カマロなどアメリカンマッスルのカスタムやレストアを公開してきたアメリカ西海岸のチューナー、スピードコア。
今回ダッジ・チャージャーのカスタムを披露していますが、これが地獄の底からやってきたクルマのようだと話題に。
ベースとなるのは「Purist(ピュリスト)」グレードで、6.2リッターV8”デーモン”エンジンからスーパーチャージャーを取り外し、なんとそれをツインターボに置き換えることで出力は驚愕の1525HP(1546PS)へとパワーアップ。
もちろんツインターボを取り付けただけでこの馬力を発生できるわけではなく、エンジンヘッドやインジェクター、エキゾーストシステムなどを入れ替えています。
一見マットブラックのように見えるものの
なお、ボディパーツの多くはカーボンファイバー製。
フロントバンパーは「穴ぼこだらけ」ですが、それだけの吸気やクーリングが必要だということなのでしょうね。

タイヤとホイールハウスとのクリアランスは比較的大きく、タイヤも「ファット(ミッキートンプソンETストリート)」。
日本そして欧州のカスタム市場だと、「車高ベタベタ」にロープロファイルタイヤというのが定番ですが、アメリカの場合は「ドレッグレース用のマシン」風のカスタムも好まれるようで、こういった「前傾姿勢」「バルーンタイヤ」というスタイルも珍しくないようです。

そして一見マットブラックのように見えるリアバンパーは「ヴィジブルカーボンファイバー」製。

フロントフード、フロントバンパーもヴィジブルカーボン。

ボンピン仕様となっていますが、ボンピンそのものも美しくカスタムされていますね。

なおマフラーエンドは「フロントバンパーから」。
マグナフロー製だそうですが、これは初めて見る形状です。

装着されるワイドフェンダーもカーボン製。
これはチャレンジャー・ワイドボディに装着されるフェンダーをスキャンし、カーボンにて再現したものだと紹介されています。

リアフェンダーもカーボン製、そしてドアハンドルまでもがカーボン製。

バンパーの隙間から覗くエアクリーナー、そしてタービン(ハウジングがブラックに塗られている)。

ブレーキはブレンボ製、ホイールはBogart製。

ダッジ・チャレンジャー「ワイドボディ」のインテリアはこうなっている
そしてこちらはカスタム・チャレンジャーの室内。
意外と地味だという印象ですが、シートにはレーシングハーネスが装着されていますね。

ゴッツい補強バーも。
乗降時には取り外しができる構造を持っているようです(後部座席にも同じようなバーが装着されている模様)。

何故か二本あるシフトレバー(と何らかのレバー)。※ラインロックではないと思うが
なお、トランスミッションはヘルレイザー・パフォーマンス製へと交換され、ドライブシャフトはカーボンファイバー製に交換されている、とのこと。

エンジンルームを見ると、「スーパーチャージャーが取り外されている」と紹介されているものの、そのハウジングは残されているようですね。
なお、吸気用のパイプは一本しかなく、ツインターボといえども各バンクにタービンが装着されるのではなく、シーケンシャルツインターボなのかもしれません。

なお、このダッジ・チャレンジャーはアレックス・パレルモなる人物によって注文された個体で、「65歳の兄」へのバースデープレゼントとして贈る予定だ、と報じられています。