| フォードは実際にマスタングにインスパイアされたエレクトリックSUVを発売すると言われるが |
CGデザイナー、Luca Serafini氏が公開したレンダリング、「マスタングSUV」。
マスタングの次期モデルがSUVになるというわけではないものの、フォードは「マスタングにインスパイアされた新型エレクトリックSUVを発売する」としており、それを意識したものだと思われます。
このSUVは「マッハE(マスタング”マッハ1”にかけている)」と呼ばれるとも言われ、しかしその多くは謎に包まれたまま。
コルベット、マスタングは今後「車種名」ではなく「ブランド名」に?
ただ、今回公開された「マスタングSUV」のレンダリングを見るに、「カッコええやないの・・・」という感じで、実際にこんなルックスだと(マッハEは)かなり人気が出そう。
ちなみにフォードはSUVそしてトラックに非常に強いメーカーですが、どちらかというと「実用」の印象が強く、「プレミアムSUV」「オシャレSUV」というイメージが薄いようにも。
加えてメルセデス・ベンツGLE/GLEクーペ、BMW X4/X6、ポルシェ・カイエン・クーペのような「クーペSUV」も持っておらず、フォードの他のラインアップと被らず、かつほかメーカーのシェアを奪えるという意味ではこのレンダリングのような「クーペSUV」のほうがいいのかもしれません。
なお、少し前に、前GM副会長、ボブ・ラッツ氏が「新型コルベットはミドシップ化するよりもSUV化したほうが売れる」というコメントを発しており、その際は「えっ」と思ったものの、こういったレンダリングを見ると、「やはりそのとおりかも知れない」と思うことも。
アメリカンマッスルはオーナー層の高齢化が問題に
参考までに、アメリカンマッスルカーのオーナー平均年齢はどんどん上昇しており、現在は50代に突入。
あたらしい、そして若いユーザーを取り込まねば客層とともに車種も消滅してしてしまう可能性があり、それを考えると若者に人気の「SUV」化はやはり有効な手段なのかも知れません。
なお、コルベットはその(SUV化の)話とは無関係に、「コルベットを車種ではなく、ブランドとして捉え、コルベットブランドからSUV等複数のボディ形状を発売する」という話もあるようで、そちらも期待したいところ。
そして話をマスタングに戻すと、「マッハE」がどれほどマスタングとの類似性を持つのか、マスタングを名乗るのかどうかはわかりませんが、もし「マスタング」をブランド化し、その名のもとに他ボディ形状を投入し、かつヒットすることになれば、販売減少に苦しむカマロも同様の路線を採用するかもしれませんね。
VIA・: Luca Serafini - Behance