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アメリカンマッスル市場に異変!カマロ、マスタング、チャージャーを売ってジープ・ラングラーを購入する人が増加中。いったいなぜ?

2019/09/16

| ジープもスポーツカーと同じく「フツウに満足できない人」の選択肢だから |

先日、日産GT-Rの顧客がジープ・グランドチェロキー・トラックホークに乗り換えているという話をお届けしましたが、今回はアメリカンマッスルカーのオーナーもジープに乗り換えている、という報道。

ジープ・ノースアメリカのトップ、スコット・タロン氏がカーメディア、Muscle Cars and Trucksに語ったところでは、ジープ・ラングラーを購入する人々は、他社製SUVからの乗り換えではなく、その多くはアメリカンマッスルカーからの乗り換えである、とのこと。

ジープ「GT-Rのオーナーが次々とグランドチェロキー・トラックホークに乗り換えている」。たしかにパワーウエイトレシオは両者とも同じ3.14

そして同氏によると、それらのアメリカンマッスルとはすなわち、フォード・マスタング、シボレー・カマロ、ダッジ・チャレンジャー等。
この理由はいくつかありそうですが、アメリカンマッスルに乗る人は 1)本当にパワーが好きな人、2)実はパワーではなく”見た目”がカッコイイから乗っている人、に分かれそう。

そして後者の場合は、つまり「コンパクトカーやミニバン、セダンはイヤ」「アクティブでスポーティーなクルマに乗りたい」と考えているのだと思われ、そうなるとジープ・ラングラーも 「アクティブでスポーティー 」という条件を満たしていて、アメリカンマッスルカーのオーナー(の一部)がジープ・ラングラーに流れるのもよくわかります。

ちなみにぼくは(今までの車歴を見るに)スポーツカーとSUV、ホットハッチのみにしか乗っておらず、やはり「コンパクトカーやミニバン、セダンはイヤ」「アクティブでスポーティーなクルマに乗りたい」と考えていて、それが”スポーツカーとSUV、ホットハッチ ”という選択肢に繋がっているように思えてなりません(自分のことながら、何を基準でクルマを選んでいるのよくかわかってない)。

ちなみに「アメリカンマッスルを売ってジープ・ラングラーを買う」人の年齢層は明かされていませんが、若い人がアメリカンマッスルに乗っていて、家族ができてジープ・ラングラーに乗り換えているのか、それとも年配の人が「もうスポーツカーは疲れたわい」という感じでジープ・ラングラーに乗り換えているのかは不明です(おそらく両方)。

こういったケースを見ると、以前に元GM副会長、ボブ・ラッツ氏が「新型コルベットはスポーツカーじゃなくSUVにしたほうが、新しい客層を獲得できる」と発言したこともうなずくことができ、やはりこの人は先を見ている、とも思った次第です(この人はダッジ・ヴァイパー、クライスラー・プロウラー等を世に送り出している)。

VIA: Muscle Cars And Trucks

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