| まさに芸術レベルにカスタムされたフォード・マスタング |
オクラホマ拠点のチューナー、「Timeless Kustoms」が1965年式のフォード・マスタングをレストア&カスタム。
以前(2016年のSEMA)にも公開されていたモデルですが、今回は動画とともに詳細が紹介されています。
その名も「ヴィシャス・マスタング(Vicious Mustang)」で、Viciousとは「背徳」の意味。
ボディ全般は完全に作り変えられ、オリジナルの形状を残すのは「ALピラーのみ」だそう。
かかった費用は1億円以上
エンジンは5.2リッターで、これをスーパーチャージャー+ターボチャージャーで加給し出力は1000馬力以上。
低速域ではスーパーチャージャー、高回転域ではターボチャージャーを使用する、いわゆる「ツインチャージャー(ツインターボなので”トリプル”とも言える」で、これはスーパーチャージャーとターボ双方の欠点を補うもの(その分価格と重量はかさむ)。
ボディカラーはマットグレー、そしてそこへブラックとレッドのストライプ。
ホイールは現代風。
車高もキッチリ落ちてますね。
ウインドウモールやテールランプのハウジングはマットブラック。
ヘッドライトはプロジェクター、そしてその内側にあるのはターボ用のエアインテーク。
ボンネットのヒンジはおそらく削り出し+サンドブラスト仕上げ。
細部に至るまで惜しげもなくコストが注ぎ込まれていることがわかります。
奥にはスーパーチャージャーが見えますね。
トランスミッションはEMCO製CG46シーケンシャル6速、ブレーキシステムはブレンボ製のカーボンセラミック。
巨大なリアディフューザー。
センターにあるF1のブレーキランプ風の物体はマフラーエンド?
そして驚かされるのはインテリアで、これは「真っ赤」。
レザー、アルミ、ファブリック、樹脂など様々な素材が用いられていると思いますが、ここまで色味を揃えるのは大変な苦労があんだろうな、と思わされます。
トータルでのカスタム費用は1億1000万円を超えるとのことですが、まさに「その価値あり」な一台。