| 相変わらずマスタングはカスタムすると異常にカッコイイ |
フォード・マスタングには「シェルビーGT500」なるハイパフォーマンスモデルが存在しますが、シェルビーは今回、さらにその上を行く「キャロル・シェルビー・シグネチャー・シリーズ」を発表。
これはラスベガスにて開催された「ナショナル・オートモビル・ディーラー・アソシエーション・ショー」にて公開されたもの。
ちなみにこのショーの詳細は不明ではあるものの、どうやら全米のディーラーが集まるショーだということが想像でき、たしかにここ数日、アメリカからの自動車関係報道の中には「ディーラーからのコメント」という内容が多数見られます。
出力は825馬力
そしてこのフォード・マスタング・キャロル・シェルビー・シグネチャー・シリーズの出力はシェルビーGT500に比較しても+65馬力の825馬力を発生。
なにより嬉しいのはマニュアル・トランスミッションを選べることで、825馬力のFRスポーツを「MTで」走らせることができる量産車はほかには無いかも知れません。
なお、このマスタング・キャロル・シェルビー・シグネチャー・シリーズは出力に見合うよう大幅にアップグレードが施され、強化プロペラシャフト、フォードパフォーマンス製マグネライド・ハンドリングパック、シェルビー・パフォーマンス・タイヤ、ボーラ・エキゾースト・システム、フロント6ピストン/リア4ピストンキャリパーを持つブレンボ製ブレーキシステム、専用ブレーキクーリングシステム、20インチ鍛造ホイール等が与えられることに。
もちろん外観にも手が入り、専用デザインを持つフロントバンパー、エアアウトレットつきアルミ製フロントフェンダー、ラムエアフード、リアディフューザー、リアスポイラーが装着されるほか、細かいところだとカスタムバッジ、ストライプ、スモークウインドウといった専用装備も。
マスタングはちょっとカスタムするとやたらと格好良くなると認識していますが、このマスタング・キャロル・シェルビー・シグネチャー・シリーズもその例にもれず、やたらとアグレッシブな仕上がりに。
横から見るとラムエアフードを逃すためにボンネットがけっこう盛り上がっていることもわかりますね。
リアスポイラーはセンターが延長された独特の形状を持っています。
前後フェンダーは「ワイド化」済み。
フェンダーバッジにはキャロル・シェルビーのサイン入り。
ブレーキディスクは2ピース、そしてレース用かと見まごうようなスリットが入ります。
エンジンは5リッターV8スーパーチャージド。
ラムエアフードから入った風は吸気ではなくクーリングに用いられるように見えますね。
なお、エアクリーナーボックスからエンジンに続くパイプは「極太」。
エンジンカバーや各種タンクはアルミ製となり、これも「レーシングカー」を思わせる仕上がりとなっています。
インテリアもブレックレザーがふんだんに使用された特別製。
バックレストやマットにもキャロル・シェルビーのサインが入ります。
さすがにこれだけの仕上がりを持っているからには「安くなく」、マスタング・キャロル・シェルビー・シグネチャー・シリーズの価格は127,795ドル、邦貨換算にして1400万円に設定されている、とのこと(それでも825馬力のクルマとしては非常に安い)。