| これより速いタイムを主張するクルマはいくつかあれど、実際に生産され納車された市販車だと、自動車史上「モデルSプラッドよりも速いクルマはない」 |
このモデルSプラッドにて、一気にその暗いムードを挽回することを期待
さて、テスラがニューモデル「モデルSプラッド(Plaid)」の納車を6月10日から開始すると発表し、その様子をライブストリーミングで配信するとコメント。
なお、このモデルSプラッドについてはいくつか予定と異なるところがあり、まずは納車開始が遅れたこと、そしてプラッドの上に設定されるはずだった「プラッド+」の発売がキャンセルされたこと。
「モデルSプラッドよりも優れたクルマはない」
なお、テスラがプラッド+の発売を中止した理由としては、「(+のつかない)プラッドであっても十分なパフォーマンスを発揮し、プラッド+が必要ないことがわかった」ため。
実際のところ、モデルSプラッドは0−60マイル(0−96km/h)加速1.99秒を記録すると言われており(0−100キロだと2.1秒)、これよりも速く走れるクルマはリマック・ネヴェーラ、アスパーク・アウルという「億」を軽く越えるクルマしか存在しないため。
加えて、それらはまだ納車が開始されていないので、6月10日以降になれば、「テスラ・モデルSプラッドは、納車済みのクルマでは世界最速」ということになりますね。
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テスラ・モデルSプラッドは「現時点でゼロヨン最速」
参考までに、モデルSプラッドのプロトタイプ(市販同様のスペック)はゼロヨンにおいて、市販車最速である「9.23秒」というタイムを記録しており、さらには628kmという長い航続距離も持っています。
実際のところ、イーロン・マスクCEOは「従来型テスラ・モデルSラディキュラス・モードを越えるクルマは、モデルSプラッドのみ」と発言しており、そのパフォーマンスが「ゼロヨンを席巻しまくった」モデルSラディキュラス・モードよりも上で、さらにプラッドを越えるパフォーマンスを持つグレードは存在しないということになりそうです(ただし、他メーカーが追ってくるようであれば、プログラムの変更によってすぐにパフォーマンスを向上させたり、オンラインアップデートにて「プラッドSパッケージ」を購入できるようにするものと思われる)。
Model S Plaid delivery event at our Fremont factory will be streamed live on June 10, 7pm Pacific pic.twitter.com/V7c77ySFti
— Tesla (@Tesla) June 7, 2021
さらにこのモデルSプラッドには「様々な新機能」が詰まっているといい、現在なにかとネガティブな話題の多いテスラにおいて、このモデルSプラッドの納車を期にそういった雰囲気をひっくり返し、「やっぱりテスラ以外の選択肢はない」という雰囲気になるのを期待したいところです。
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参照:Tesla