中国は人口にモノを言わせているわけではなく、日本と同じ比率でポルシェが買われていた
ポルシェは2018年における全世界での販売が過去最高となったことを公開していますが、日本における販売も過去最高であった、と発表。
これによると、2018年のポルシェ国内販売は前年比+3.5%の7,166台となり、2009年から数えて9年連続の成長だそう。※2017年は6,923台
モデル別ではパナメーラの販売が過去最高になったほか、新型カイエンも好調。
さらにポルシェジャパンとしては2020年の「タイカン」発売、千葉県木更津市にオープン予定の「ポルシェエクスペリエンスセンター」など、様々なイベントも控えており、今後の継続成長に意欲を見せているようですね。
日本の「人口あたりポルシェ密度」はまだまだ低い
2018年における「全世界」の販売だと、ポルシェは256,255台をデリバリーしたとのことで、昨年の246,000台からさらに成長。
なお、やはりこの伸長を牽引したのはSUVシリーズで、マカンは86,031台、カイエンは71,458台を販売。
パナメーラの需要も強く38,443台を販売し、911は35,573台、718ボクスター/ケイマンは24,760台という結果となっていますが、911はモデル末期にもかかわらず前年比10%の成長となっています。
国別販売だとドイツでは27,541台、アメリカは57,202台、 中国は80,108台だそうですが、この数字を見ると日本の7,166台は中国の1/10以下、という数字。
中国の人口が多いのも間違いはなく、しかし中国の人口をポルシェの販売台数で割ると(2018年だけで)17,476人に一人がポルシェを購入した計算。
同じように計算するとドイツは3,013人に一人、アメリカ(USA)は5,731人に一人、日本は17,676人に一人、という数値となります。
この数字はいささか驚かされるもので、中国と日本における「人口あたりの購買台数」はほとんど同じ数値であり、つまり中国はそこまで力をつけたということに。
一方でドイツは3,013人に一人がポルシェを購入していて(ドイツはポルシェだらけなんじゃないかと思う)、日本の約6倍の密度でポルシェが購入されているわけですね(たぶんこれは世界一のポルシェ人口密度)。
VIA:Porsche