| アウディのセールスマンは優秀 |
アメリカ全土にて、34自動車ブランド、3,466ものディーラーを対象に行った調査にて、「アウディがもっともセールスマンの質がいい」という統計が出た模様。
これは調査会社パイド・パイパー・マネジメントが行った調査結果となり、いわゆる「ミステリーショッパー」がディーラーへと行き、50項目以上にて評価を行ったもの。
ミステリーショッパーって何?
ミステリーショッパーとは「覆面調査員」のことで、この場合は自動車ディーラーへと「客のフリ」をして訪れ、「クルマを買いたいんだけど」とセールスマンと商談を行うことになります。
その商談の過程において、セールスマンの言葉遣いやクルマの説明などを評価することになりますが、中には「検討中のライバル車を聞き出し、それに対抗する説明をする」といった項目も。
逆に、車の知識に長けていても、「消費者の購入を後押しできない」といった評価を(セールスマンが)受ける場合もあるようです。
今回の調査だと「アウディがもっとも商品説明に長け、クルマを売るために行動している」という評価を受けており、ほかに評価が高かったのはレクサス、トヨタ、メルセデス・ベンツ、ラム、ジャガー、BMW、キア、シボレー、ヒュンダイ。
逆に評価が低いグループはポルシェ、スバル、ジェネシス、フィアット、フォード、ジープ、フォルクスワーゲン、マツダ、ホンダ、クライスラー。
なお「最下位」はテスラで、商品に関する知識レベルは高いものの、セールス能力がイマイチだと評されています。
同じヒュンダイでも「ジェネシス」「ヒュンダイ」で評価が別れていることや、一般にディーラーの質が良いとされるスバルの評価が低いのは意外。
一方でトヨタ、レクサスの評価は高く、これらは基本的に、どんな調査(品質、満足度、ブランドバリュー、耐久性など)であっても上位に来ており、「さすが」としかいいようがない、と思います。
なお、ぼくも色々なクルマを買おうと様々なディーラーへと行きますが、やはり対応レベルには「バラツキ」があるのも事実。
ブランド感のバラツキももちろんですが、同一店舗内でもかなりな差異があるようです。
もちろん各自動車メーカーともこの「バラツキ」を埋め、かつ高いレベルに維持しようと各種研修や、モチベーションを高めるための表彰制度などを導入しているようですが、たしかに日本でもアウディディーラーのレベルは非常に高いと感じており、世界的に統一された基準にて、密度の濃い研修を行っているのかもしれませんね。