| 多くの自動車メーカー、そしてデザイナーが「空」「宇宙」に対して強いあこがれを持っている |
そのデザインはたしかに「マンソリー」っぽい
さて、ランボルギーニやフェラーリ、ロールス・ロイスなどハイエンドブランドのクルマを派手にカスタムしてしまうことで知られるマンソリー。
そのカスタムの内容についてはしばしば非難の対象となるものの、カスタムする人はそもそも「普通」を求めてはおらず、よってそういった人々からは高い支持を得ています(他にない、批判されるほどの過激なデザインを追求してきたからこそ、30年もブランドが続いてきたのだと思われる)。
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マンソリーが「未来のクルマ」をデザイン
そして今回マンソリーが公開したのが「未来のクルマ」。
画像を見ると「(タイヤはないけれど)クルマの形をした飛行物体」であり、はるか先の未来、”空”が交通の舞台となった時代を想定しているようですね。
なお、マンソリー自身もこの「空飛ぶクルマ」につき、動力源含むスペックについては「なんら固定されていない」とコメントしており、ただただそのブランドとしての溢れんばかりのイマジネーションを示したということになりそうです。
そしてちょっと面白いのはディフューザーやドアミラーなど、現代のクルマに装備されるパーツを(おそらくは意図的に)残していること。
これによって現代と未来とを「繋げて」いるものと思われます。
実際に空が交通の舞台となる時代がやってくるのかどうかはわかりませんが、その時が来たとして、こういった「空と飛ぶクルマ」を購入する富裕層であれば、マンソリーにカスタムを依頼することも考えられ、となると本当にこういったクルマが現実のものとなるのかもしれませんね。
多くの自動車メーカーが「空」を目指す
なお、現在こういった「空とぶクルマ」を実現しようと考える自動車メーカーは珍しくはなく、メルセデス・ベンツやトヨタは外部との提携によってこれを現実のものにしようとしており、ヒョンデ、そしてポルシェも「空」を目指すことについては明確に言及しています。※中国のGeely(吉利汽車)もここに大きな投資を行っている
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なお、映画のためとしてはレクサス(メン・イン・ブラック / ヴァレリアン)、ブガッティ(エリジウム)、ポルシェ(スター・ウォーズ)、プジョー(ブレードランナー2049)などが空とぶクルマや航空機のデザインを提供していますが、それとは別に自動車メーカーそしてデザイナーが独自にこれらのデザインを公開することも少なくはなく、レクサスは過去に「宇宙」「月」を目指した一連の作品を公開したことも。
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そしてアストンマーティンも(実現を目指すのではなく、デザインスタディとして)パーソナル・エア・モビリティを公開していますね。
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