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日本初、自動車ローンの金利比較サイト「クラウドローン」登場。ディーラー金利の半分あるいはそれ以下の金利でお得にローンを組める可能性も

日本初、自動車ローンの金利比較サイト「クラウドローン」登場。ディーラー金利の半分あるいはそれ以下の金利でお得にローンを組める可能性も

| 自動車ローンはディーラーにて組む必要はなく、実際はどこで組んでも構わない |

一般に「ディーラーローン」はディーラーの大きな収益源である

さて、自動車購入時の最大の悩みが「支払い」かと思います。

「現金一括」「ローン」「リース」など様々な方法があり、ローンであれば「通常のローン」「残価設定ローン」といった選択肢もあり、クルマの購入に慣れてないと「いったいどうしたらいいのか」と悩んでしまうかもしれません。

そこで今回は「ローン」に絞ってですが、日本初となる「低金利ローンの比較 / マッチングサービス」が登場したということで、その内容を紹介してみたいと思います。

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Image:クラウドローン

その名は「クラウドローン」

このサービスは「クラウドローン」というものですが、簡単にいうと「クルマの買取価格比較サイト」のローン版。

つまり自分が借りたい金額などの条件を入力すれば、登録してある金融機関(みずほ銀行や三井住友銀行などの大手銀行から地銀、信用金庫、信販会社まで多数が登録している)がその条件を審査して返答をくれるというもの。

そしてそれぞれの金融機関が独自の金利をもって提案してくれるので、その中から「一番低い」金利を提示してくれた金融機関を選択するのみという簡単な内容で、自分であちこちの金融機関の金利をしなくてもすむわけですね。

なお、このクラウドローンは自動車ローンのみではなく、生活費や教育費、医療費についても借入金利の比較と申込ができるもよう。

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Image:クラウドローン

クラウドローンのポイントは「4つ」

そしてクラウドローンのメリットは大きく分けて4つあり、それらはざっと以下の通り。

クラウドローンのメリット

・ディーラーローンと銀行ローンとの金利比較ができる

・簡単操作(約3分)

・事前審査を行うことができ、先に借りられるかどうか試してからクルマの購入を決定できる

・すでに高い金利でローンを契約していても借り換えもできる

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Image:クラウドローン

そこで順番に説明してみると、「ディーラーローンと銀行ローンとの金利比較ができる」についてはすで述べたとおりですが、クルマのローンを組むときには「ディーラーでローンを組まねばならない」わけではなく、実際にはどこでローンを組んでもOKです。

ただ、各自動車メーカーやディーラー網は独自に信販会社を経営していたり提携している例が多く、よって「車両の販売」以外にもローンの獲得ノルマがあったりして(金利による収入がある)、つまりは「自身のディーラーでローンを組んでもらえるよう誘導する例」がほとんどです(このほかにも保険のノルマがあったりする)。

よって、意外なことではあるものの、世間一般の認識とは異なって現金一括での購入はディーラーにとってありがたくない客であり、ぼくもこれまでに「現金一括」での支払いを申し出るも、「ローン組んで・・・」とセールスさんに頼まれ、「900万円を2回払いで」といった意味不明なローンを組んだことがあったほど(そのほかにも付き合いのためにローンを組むことが何度かあった)。

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よってクルマの購入経験が浅いと「ディーラーでローンを組まないといけないのか・・・」と思い込んでしまいディーラーローンを組んでしまう場合があるのですが、実際には「外部でお金を借りて、そのお金をもってクルマを一括で(ディーラーから)購入し、その後に外部の金融機関に対しローンにて返済」といった手法も可能です。

そして、上述のように「ディーラーローンはディーラーに金利を落とすため」のローンなので、金利が高いのが通常であり(ただしすべてがこの限りではない。輸入車などは市中金利よりも低い金利を提示することが多い)、外部からの借り入れを検討せずにディーラーローンを組むと「無駄に金利を支払ってしまう」こととなる場合もあるわけですね。

参考までに、AIによる回答だと、銀行などの金融機関によるマイカーローンの金利は1〜4%、ディーラーローンの金利は4〜9%だそうですが、クラウドローンによる「250万円を借りて5年で返済した場合」の金利差はこんな感じ(金利が9.8%だと、250万円借りると合計407万円も返さねばならない)。

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Image:クラウドローン

そしてクラウドローンの場合は「もっとも安い金利」を、(クルマの買取比較サイトで)「もっとも高くクルマを買ってくれる業者を」探して選ぶかのように選択できるのですが、その入力項目はいくつかの項目(借入希望金額、他の借り入れ、年収など)を入力して送信するのみ。

その後は早ければ3時間ほど(ただし金融機関の営業日のみ)で「お金を貸してくれる」金融機関から金利とともに回答があるわけですが、ためしに行ってみるとたしかにその内容はけっこう簡単。

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Image:クラウドローン

そしてここで出てきた金利とディーラーローンとの金利を比較してどちらかを選べば良いわけですが、この段階では「事前審査」なので必ずローンの契約をしなくてはならないわけではなく、ここから実際に「どうするか」を決めることに。※なお、借入希望金額を貸し出すことができないと金融機関が判断した場合は返答がなく、「いくらだったら貸せます」という減額もないようなので、その場合は金額を下げて再度審査を行うこととなるもよう

たとえば、ひとまず「どれくらいの金利でどれくらいのお金を借りることができるか」を知り、その後にクルマを契約することも可能です。

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Image:クラウドローン

さらに「裏ワザ」として使用できるのが、すでに借りているディーラーローンの「借り換え」もできるということで、このクラウドローン経由にて「残されている支払額」を入力して金利をシミュレートし、そこで「大きく支払総額を軽減できるようであれば」金利を提示した金融機関からお金を借り、ディーラーへと「一括返済」を行うということも可能です(ただ、一括返済の場合であっても「分割手数料」は必ず取られることが通例なので、事前にディーラーに対し「一括で返すとどれくらいになるか」を確認しておく必要がある)。

なお、ちょっと興味深いのは、クラウドローン経由での借り入れだと「クルマを担保に取られない」ということで、これはつまり「クルマの所有権が自分にある」ということを意味します。※ディーラーでは、ランクルなど転売してほしくないクルマの所有権をディーラーに置き、転売抑制手段としてディーラーローンを用いることもある

そして自分のクルマの所有権を「自分にしておく」ことには大きな意味があり(「湾岸ミッドナイト」でもそう言ってた)、ここはぼくにとって重要なポイントです。

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多くの人にとって「お金」は有限であり、しかしそれをどう使うのかはその人の意志によって決まりますが、同じ用途であっても「知っておくと節約できる」ことは意外と多く、このクラウドローンもそのひとつかもしれませんね(クラウドローン申込画面はこちら)。

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参照:クラウドローン

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