| ここまで過激なクルマを作れる自動車メーカーはそうそうない |
さて、大阪でもお披露目されたランボルギーニの過激なニューモデル、ウラカンSTOの紹介。
これはランボルギーニのレーシングカー、「スーパートロフェオ」「ウラカンGT3」「ウラカンGTE」からのフィードバックを反映させた市販車で、STOとは「スーパートロフェオ・オモロガート」の略。
「オモロガート」とはいわゆるホモロゲーション(承認や認可)を指し、つまりは”公道走行の認可を得た”レーシングカーということになります。
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ランボルギーニ・ウラカンSTOのインテリアを見てみよう
今回は主に内装についてお届けしたいと思いますが、その内容もエクステリア同様「あまりにスパルタン」。
基本構造はウラカンEVO系と共通ですが、細部はウラカンSTO用に変更(軽量化)がなされています。
まず、ドアを開けて「おおっ!」と驚かされるのはこの4点式シートベルト。
これだけでもう「普通のクルマではない」という感じですね。
インテリアも外観同様「カーボンだらけ」
フロアにカーペットはなく、なんと「カーボン製」パネルで覆われます。
ウラカンSTOの外装については、その75%がカーボン製だとアナウンスされていますが、内装の多くもまたカーボン製だという印象。
ダッシュボードはアルカンターラ張り、そしてエアコンベントはカーボン製。
なお、こういったサーキット志向の車両にアルカンターラが使用されるのは主に「レザーよりも軽いから」だとされています(アルカンターラは人工素材ではあるが、一般に天然皮革よりも高価)。
ステアリングホイールにもアルカンタラ(こちらは主に”滑りどめ”が理由だと思われる)。
サイドシルもアルカンターラ。
センターコンソールほかに用いられるのはカーボン調のテクスチャを持つカーボンスキン。
スポーツシートのシェルはカーボンファイバーです。
ドアインナーパネルもカーボン製。
ドアオープナーはプルタブに、そしてグリップも簡素なベルトに。
メーターはウラカンSTO専用で、ドライブモードもウラカンSTO専用となります。
インテリアには「サーキット走行のための」装備も
そして内装にはウラカンSTOならではの装備が多々見られ、こちらはテレメトリー用のカメラ。
消化器。
アクラポヴィッチ製だとアナウンスされているチタンロールバー。
ウラカンSTOの収納スペースは「最小限」
なお、本来「シート後ろ」にある収納スペースはロールケージに専有されてほとんどモノを置くことができず、フロントも通風のためのダクトが設けられているのでほぼモノが乗らない状態。
ちなみに左右ダクトの間にあるのは「ヘルメットホルダー」。
ダクト周辺にはちょっとだけスペースがあるので、このあたりには衣類などを”詰め込める”かもしれませんね。
内外装、そしてこういった部分を見るに、ウラカンSTOは相当に割り切ったクルマだと言えそう。
スーパーカーそのものが特定の目的のために多くを犠牲にしていますが、ウラカンSTOはさらにそれを追求したモデルだと考えてよく、こういったクルマが存在することを(そして購入できることを)非常に嬉しく思います。
発表イベントには「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ風」の演出も
ちなみにウラカンSTOは「デイトナ24時間レースで前人未到の3連覇を成し遂げた、ウラカンGT3 EVO直系」ともいうべきモデルですが、そのため今回の発表イベントにおいて設置されたシートは「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイの観客席風」という演出がなされています。
ほかの画像はFacebookのアルバム、「ランボルギーニ・ウラカンSTO」に保存中。
最後になりましたが、いつもイベントに呼んでいただくランボルギーニ大阪さんには心よりお礼申し上げます。