| 見た目は雑多な「食堂」のようではあるが、その一方で扱う食材は高価なものばかりである |
そして顧客はやはり「近所のお金持ち」が多いようだ
さて、香港紀行「第9弾」。
今回は九龍島はジョーダンにある乾物店兼レストラン、「天毅金燕窩荘」を紹介したいと思います。
この天毅金燕窩荘は基本的には乾物店なのですが、なぜか乾物を販売している店内にて、それら乾物を調理したものを食べることができるという不思議なお店。※この中で食事ができるとはとうてい思えない外観である
「天毅金燕窩荘」ではこんなものを食べることができる
そこで天毅金燕窩荘の店内を見て見ると、まずはこんな感じで・・・。
店内にはフカヒレ、アワビ、ツバメの巣、魚の浮袋そのほか多種多様な乾物が積まれています(いずれも高級なものが多い。飲食店にも卸しているようだ)。
そしてこれまた高級なお酒も売られていて・・・。
けっこうなお値段(数百万円のものもある)にて設定されており、お店の雰囲気とのギャップがなかなか素敵。
なぜか店内にテーブルと椅子が並べられており、これらの高級な食材を食することができるわけですが、店内が狭いので収容人数は最大でも20人に満たないという印象。
天井には乾物が吊るされていたりレトロなファンが回っていたりと雰囲気満点(これぞ香港)。
乾物の他にもロブスターや鶏など様々なメニューがあり、鍋ものも用意されているのですが、メニューは下のショート動画にて収めています。
こちらは「アワビとしいたけとホタテ」。
見た目ほど濃い味ではなく、けっこうスッキリとした、しかし奥深い味わい(これはぼく的にかなりのヒットである)。
こちらはフカヒレスープ。
ひとくち食べただけでその優しさが五臓六腑にしみわたるような感覚をおぼえるお味です(おそらく今まで食べたフカヒレスープの中ではナンバーワンである)。
さらにこちらはツバメの巣。
容器にココナッツを使用していますが(ココナッツはぼくが大好きな食材である)、ココナッツではなくパパイヤを使用したものも。
なお、香港っぽいプレミアム食材を使用したデザートが充実しており、高級食材を求める人にとってはうってつけのお店なんじゃないかと思いますが、これら高級食材を一度に食したこともあってか次の日は「お肌スベスベ」となっていて、やはり食べ物が人間の身体を作るんだなあ、と感じた次第です。
ちなみに「飲食店には見えない」お店だけあって来店しているのは常連客ばかりであるように見え、そしてチラとその人達の腕時計を見るとダイヤ入りのウブロ、ロレックス・デイデイト(もちろんプレジデントブレス)、パテックフィリップなどそうそうたるブランドばかりであり、つまりは「富裕層御用達」といった印象です。
香港の様子を収めた動画はこちら
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