| キム・ジョンウンはクルマ好きらしい |
北朝鮮の最高指導者、キム・ジョンウン(金正恩)氏がロールスロイス・ファントムを購入した、と話題に。
これはマイク・ポンペオ米国務長官が北朝鮮を極秘訪問したときの画像だそうですが、これを見ると確かに乗ってきたクルマはロールスロイス・ファントム。
なお、キム・ジョンウン氏はこれまでカスタムされたメルセデス・マイバッハS600プルマン・ガードに乗っていると報じらていたものの、今回ロールスロイス・ファントムに「乗り換えた」のかもしれません。
ちなみにキム・ジョンウン氏はクルマや航空機に対して高い関心を持っているとされ、シンガポールにてドナルド・トランプ米大統領と会談した際にも、トランプ氏専用車「ビースト」に興味を示していた、とされています。
世界の首脳、重要人物はどんなクルマに乗っているのか
そこで、キム・ジョンウン氏のほか、世界のVIPはどんなクルマに乗っているのかを見てみましょう。
まずはロシアのプーチン大統領ですが、これは以前に報じられたとおり、ロシアが国家の威信をかけて開発した専用リムジン。
エンジンはポルシェ製のV12ツインターボ(他の高官向けは4.4リッターV8)、と言われていますね。
なお、ロールスロイスに酷似した内外装を持っています(ボディサイズもよく似ている)。
そしてローマ教皇。
公務で乗るクルマは「パパモビル」と呼ばれる専用の白い車で、プジョーやジープ、メルセデス・ベンツ製のものが有名。
フランシス教皇は、バチカンにはじめて教皇としてやってきたときにフォルクスワーゲン・フェートンに乗ってやってきたことが報じられていますが、ほかにフォード・フォーカスに乗っていたことも。
なお先代のベネディクト教皇はフォルクスワーゲン・ゴルフに、そしてほかの歴代教皇も比較的質素なクルマに(教皇へと選出される以前に)乗っていたことでも知られます。
ドイツのメルケル首相はアウディA8L。
さすがドイツ首相という感じですが、A8Lにはセキュリティ性能を向上させたグレードが存在し、その名も「A8L W12セキュリティ」。
メルケル首相はいつも同じデザインのスーツを着用していることでも知られますが、このスーツはおそらくすべてオーダーメイドで、毎回「微妙に」もしくは「その場によって」カラーが異なり、そのコンピレーション画像も存在。
ちなみに犬嫌いでも知られ、プーチン大統領はそれを知っていて、メルケル首相との会談にわざと大型犬を連れて行った、というエピソードもありますね。
そしてフランスのマクロン大統領はシトロエンDS7クロスバック。
フランスの政治家は伝統的にシトロエンに乗る傾向にあり、フランスの官公庁が集まる地域へ行った時、「黒いシトロエンばかり」で異様な雰囲気だったことを思い出します。
この画像を見ると、やはりSUVだとちょっと威厳に欠けるようにも思われ、高級さや重厚さというイメージ的観点だと、セダンに分があるように感じられますね。
スペインのペドロ・サンチェス首相はアウディA8Lに乗っているそうですが、同じスペインでも国王であるフェリペ6世はこれまでも数々のクラシックカーで公務に登場(さすが国王)。
王室が保存している車両だと思われますが、メルセデス・ベンツやロールスロイスのクラシックカーが多いようですね。
ほか王室にはレクサス、アウディ、ボルボなど様々なメーカーが納入しており、フェリペ6世はプライベートだとアウディRS6に乗る姿も目撃されています。
イギリスのエリザベス女王はベントレー・アルナージ。
もちろんベントレーのカスタム部門「マリナー」でカスタムされたもので、ホイールベース、トラックともに拡大され、ルーフの高さも上げられた特別仕様。
もちろん防弾防爆仕様です。
なお、同じイギリスのテリーザ・メイ首相が乗るのはジャガーXJだそう。
イタリア首相は1958年のランチア・フラミニア。
ピニンファリーナのデザインによる車ですが、本来はない「後部ドア」が追加され、ホイールベースも延長されています。
そしておなじみドナルド・トランプ米大統領が乗るのは専用車「ビースト」。
ベースはキャデラックですが、消化システムや催涙弾を放つキャノンのほか、ケミカルアタックにも耐えうる気密性を確保している、とのこと。
そして最後はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領。
車両自体はメルセデス・ベンツS600ですが、数々のカスタムがなされており、防御力を高めるためにドアにはチタンパネルを採用し、化学兵器から乗員を守るほか、衛星回線にダイレクトに接続できる電話も装備しているようですね。
ちなみに日本の安倍首相は「内閣総理大臣専用車」に乗っており、これはトヨタ・センチュリーとレクサスLS600hの二台が用意され、ボディ外板は防弾仕様に変更されている、とのこと。
VIA:Motor1