｜ 金額だけを見ると高価だが、その価値やリセールを考えると高くない ｜
こういったクルマの楽しみ方も悪くない
さて、英国資本から日本の資本となったケーターハムカーズがニューモデル「セブン170」を発表。
これは車体重量わずか440kg、そしてなんと日本の軽自動車枠で登録できるというクルマであり、2014年に発売された「セブン160」の後継に相当するモデルです。
セブン170のボディサイズは、全長3100ミリ、全幅1470ミリ、全高1090ミリ、そしてホイールベースは2225ミリという現在「もっとも小さなセブン」となりますが、搭載されるエンジンはスズキ製660ccターボです（樹種規制枠の64馬力を超えて85馬力）。
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その軽量性を生かしてパフォーマンスは第一級
搭載されるトランスミッションは5速マニュアル、サスペンション形式はフロントにダブルウィッシュボーン、リアはスズキ・エブリィから移植されたマルチリンク・ライブアクスル。
ホイールはJuno（ブラック仕上げ）、タイヤはエイボンTZ7（155/65R14）、コンポジットレースシートに4点式レースハーネス（車載）、LSD、Momoステアリングホイール、カーボンダッシュボード、LEDライトが標準装備となり、グレードは公道志向の「S（539万円）」とサーキット志向の「R（561万円）」にて構成されます。
なお、85馬力と非力ながらも440kgという前代未聞の軽さによって0−100km/h加速は6.9秒、最高速は160km/hを超えるとされ、この車高の低さ、そしてフロントスクリーンなしという構造からして相当なスピード感を得られそうですね。
視界に入るカーボン製ダッシュボードやスパルタンなステアリングホイールも「非日常」な世界を演出しています。
そのほか、オプションとしてはロールバーやボディ素材の変更、ストライプなど多種多様なものを揃えており、高いカスタマイズ性を誇る模様。
軽自動車規格にもかかわらず600万円前後というとかなり高価にも思えますが、扱いやすいパワーにコンパクトなサイズ、なにより超軽量、さらにはFRということもあって運転を楽しめる要素が揃っており、かつ長期に渡って高いリセールバリューを誇るであろうことを考えると、「GRスープラよりもいい選択」なのかもしれません。
ちなみにケーターハムのラインナップにおいて、このもう一つ上になると2リッターエンジンを積む「セブン480S（803万円）」となりますが、こちらは240馬力、車体重量525馬力、0−100km/h加速3.4秒というスペックを誇ります（170にあと250万円足せばこちらを買えると思うと、480Sを選んでしまいそうだ）。
軽自動車規格とは？
軽自動車の企画について調べてみると、全長3.4メートル、全幅1.48メートル、全高2メートル以下そして乗車定員4名以下、積載量350kg以下、そして排気量660cc以下と決められていて、たしかにこのケータハム・セブン170はその条件を満たしています。
上述の通り、国産の場合は64馬力が自主規制の上限として定められているものの、ケーターハム170は英国車なので自主規制は無視しても問題はないのかもしれません。
ケーターハム170Rのプロモーション動画はこちら
参照：Caterham