ハンドリングの向上に費やしたのは63,900時間
レンジローバーが「ヴェラール」のラインアップへ、最強モデルとして「SVオートバイオグラフフィー・ダイナミック・エディション」を追加。
これは現時点では最もパワフルなヴェラールとなり、エンジンは5リッターV8、542馬力。
トランスミッションは8速AT、駆動方式はもちろん4WD、0−100キロ加速はなんと4.5秒。
ちなみにポルシェ718ケイマンSの0−100キロ加速は4.6秒なので、ヴェラールSVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションは「とんでもない俊足」ということに。
ボディラインはよりなめらかに
なお、レンジローバーはこのパワーアップに合わせてヴェラールSVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションのハンドリングも磨きあげ、それにかかった時間はなんと63,900時間。
開発にあたったのはレンジローバーのカスタム車両開発部門である「スペシャル・ビークル・オペレーションズ=SVO」だそうですが、これまでのノウハウを活かし、ブレーキシステムも強化してあるようですね(2ピースローターを使用している。フロントのブレーキキャリパーはレッド)。
なお、ホイールは標準で21インチ、オプションでは鍛造22インチを用意。
外観だと前後バンパーのデザインが変更され、フロントバンパーはヴェラール特有の「フラッシュサーフェス」はそのままに冷却のために大きく口を開けることに。
一方でリアだとあまりに巨大なテールパイプがひと目で判別できる相違点ですね。
通常のヴェラールにはフロントからサイド、そしてリアアンダーに渡ってブラックのモールが入りますが、ヴェラールSVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションではそれがなくなり、これが車両全体の雰囲気を大きく変えているようですね。
ヴェラールSVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションの内装はこうなっている
ヴェラールSVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションのインテリアももちろん「特別製」で、アルミ製のパドルシフトやインフォテイメントシステムのコントロールダイヤルが与えられることに。
ステアリングホイールの形状もアグレッシブな形状へと変更され、全体的にスポーティーな印象を受けますね。