| ガソリンエンジンは前輪、エレクトリックモーターは後輪を駆動 |
ジャガー・ランドローバーがレンジローバー・イヴォーク、そしてランドローバー・ディスカバリー・スポーツにプラグインハイブリッドモデルを追加。
これまでにもマイルドハイブリッドモデルはラインアップされていたもののPHEVは初登場となり、採用されるパワートレーンは197馬力を発生する1.5リッター3気筒ターボ、そしてこれに107馬力を発生するエレクトリックモーター(1個)の組み合わせ(バッテリーは15kWh)。
グレード名はそれぞれ「P300e」となり、レンジローバー・イヴォークP300eは0-100km/hを6.4秒、ランドローバー・ディスカバリースポーツP300eは0-100km/hを6.6秒で加速する、とのこと。
バッテリーのみで走行できる距離はイヴォーク300eが66km、ディスカバリースポーツ300eが62km。
充電にかかる時間は急速充電器使用時にて、30分あればバッテリー容量の80%まで充電できる、としています。
ドライブモードは3種類
ドライブモードは3種類が備わり、「ハイブリッドモード」ではガソリンエンジンとモーター両方を適宜使い分け、「EVモード」では文字通りモーターのみの走行となり、「セーブモード」ではガソリンエンジンを主体とし、可能な限りバッテリーの消費を抑えるようですね。
エンジンが1.5リッター3気筒ということでちょっと心配ではあるものの、出力は(エンジンだけで)197馬力も出ているので、セーブモードであっても問題なく走れるのかも(モーターのアシストがゼロになるわけではないと思われる)。
なお、その外観については通常のイヴォークと大きく差がないように思われ、「P300e」のバッジがなければPHEVとは気づかないほど。
現在のところ納車開始時期についてはアナウンスがなく、価格についても「未定」とのこと。
こちらは構造を示したものですが、エンジンは通常モデルと同じくフロントにあり、これにはベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(BISG)つまりマイルドハイブリッドが内蔵。
そして車体中央にはインバーター、バッテリー、チャージャーが集中し、モーターはリアアクスルに。
この構造を見ると、同じ4WDといえどもフロントからプロペラシャフトを通すのではなく、フロントタイヤはガソリンエンジンにて、そしてリヤタイヤはモーターにて駆動されるようですね。
こちらはディスカバリースポーツのPHEV版。
やはりその外観は標準モデルとほぼ同一のようですね。