| もしオープン化すれば、せっかく確保したリアの荷室がすべてパーに |
マクラーレンはニューモデル「GT(グランドツーリング)」を発表していますが、これにオープンモデルが登場するかどうかが話題に。
上の画像はおなじみCGデザイナーーX-TOMI DESIGNが作製したものですが、まさにこのままマクラーレンGTのオープンモデルが登場してもおかしくはないだろうという完成度です。
マクラーレンはこれまで超限定モデル以外にはすべて「オープン」を追加している
そしてマクラーレンの常として「必ずオープンモデルを追加する」という法則もあり、実際にP1やセナ、スピードテールなどの超限定「アルティメット」シリーズ意外にはすべからく限定モデルを追加しています。
それは675LTや600LTといったハードコアモデルとて例外ではなく、マクラーレンいわく「もともと、マクラーレンの採用するカーボンモノセル(カーボンバスタブシャシー)は剛性が高いため、オープン化に際して補強の必要はなく、もちろんオープン化したとしてもパフォーマンスに影響しない」。
実際のところマクラーレンのオープンモデルは加速然り、最高速然りクーペモデルと同等のパフォーマンスを誇っており、これは非常に珍しいパターンです(ランボルギーニ、ポルシェはオープンモデルのパフォーマンスがクーペに比べてやや劣る。フェラーリは最新モデルで”オープンモデルの性能もクーペ同等”になった)。
よって、これまでの状況から推測するに、そして技術的にも問題はなく、妥当なところでは「マクラーレンGTにもオープンモデルは登場するだろう」と思われます。
マクラーレンは「GT」の積載性を犠牲にできない
ただ、マクラーレンGTについて、マクラーレンは「積載性能を向上させた、長距離ツーリングや旅行に適したスーパースポーツ」としており、そのトランク容量を確保するために(フロント150L、リア320L)相当な努力をしているわけですね。
そしてもしマクラーレンが「GT」をオープン化するならば、リアの荷室をほぼすべて犠牲にすることになると思われ、となるともともと考えられたGTのコンセプトから逸脱することに。
よって、「570GTにオープンモデルが存在しない」のと同様(570スパイダーがそのオープンであるとも考えられますが)、「GTにもオープンモデルは登場しないだろう」とも考えられているようです。