| その内外装はこのP1のオーナーが所有するケーニグセグ アゲーラRS1にインスパイアされたもの |
内装の素材はケーニグセグ アゲーラRS1と「正確に同じ」
米国の著名スーパーカーコレクター、whitesse氏が「1年以上をかけてカスタムしたマクラーレンP1」を自身のインスタグラムにて公開。
見たところ「普通のP1」のように見えますが、このクルマのハイライトは「4リッター」に変更されたエンジンであり、同じ4リッターエンジンを持つP1は他に2台(その2台とも同じ所有者が保管している)のみなのだそう。※マクラーレンP1のV8エンジンはノーマルだと3.8リッター
なお、このマクラーレンP1は、whitesse氏が別のコレクターから譲り受け、自身の居住する米国仕様に適合させるために英国のランザンテへとクルマこのP1を送り、その際に「4リッターエンジン」へと改造がなされたと紹介されています。
このマクラーレンP1の改造を行ったのは英国ランザンテ
このランザンテについて補足しておくと、ランザンテは英国拠点のレーシングカービルダーであり、マクラーレンのレーシングカー製作を数多く手掛けています。
そういった経緯もあってマクラーレンからその手腕が認められ、サーキット走行専用モデルである「P1 GTR」を公道走行可能な仕様へとコンバートするなどの対応を”公式”にて行っていますが、少し前には「P1スパイダー」をリリースしたことで幅広くその名を知られることに。
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そしてマクラーレンからの信頼を得ていることが(マクラーレンの)コレクターからの信頼獲得にも繋がり、今回のような依頼が多数舞い込んでいるものと思われますが、ランザンテは(英国のレーシングカーコンストラクターなので)コスワースとも関係があり、エンジンのチューンについてはコスワースが担当した、とのこと。
この「4リッター化」においてはロングストローククランクやチタン製パーツの採用、アップグレードコイルとバルブスプリング、アップグレードターボ、新しい燃料ライン、ECUリマップなどの対応がなされ、マクラーレンF1へのオマージュとしてエンジンルーム内部には24金を使用したヒートシールドが用いられています(ただ、エンジンの出力については語られていない)。
インテリアはケーニグセグ アゲーラRS1同様
そしてこのマクラーレンP1 4.0につき、もう一つのハイライトはこの「内装」。
このブルーは、Whitesse氏が所有するケーニグセグ アゲーラRS1をイメージしたもので、使用されるのはアゲーラRS1と同じ素材だとされ、内外装あわせて同氏のアゲーラRS1とシンクロする仕様となっています。
ただ、内外装ともにその形状については物理的に(おそらく)変更されていないように見え、これはWhitesse氏がマクラーレン、そしてP1に対して敬意を払っているからに他ならないのかも。
さらにはこういった「マクラーレンF1オマージュ」な仕様がチラホラ見られることからも、同氏が熱烈なマクラーレンファンであることがわかりますね、
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参照:Whitesse