｜ これに不足があれば、MSOを通じて「カスタムオーダー」という選択肢も ｜
オプションはシンプル、かつ選択しやすい内容に
さて、マクラーレンが早速アルトゥーラ・スパイダーのカーコンフィグレーターを公開することになり、ここでその内容を紹介してみたいと思います。
なお、マクラーレンのコンフィグレーターはポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティンなどほかのスポーツカーメーカーが提供するものに比較すると直感的に操作しやすく、かつ動きも軽快かつ滑らかで、つまりは「業界で最も優れている」という認識です。
-
-
マクラーレンがアルトゥーラ・スパイダーを発表。特徴的なヒドゥンピラーを「スケルトン化」、クーペとは異なる雰囲気を持つ仕様に
McLaren ｜ さらにはシフトスピードの短縮、効率化など様々な改良が加えられる ｜ 現在のマクラーレンCEOは技術畑出身であるだけに技術的改良には余念がない さて、マクラーレンが「アルトゥーラ・ス ...
続きを見る
マクラーレン・アルトゥーラのエクステリアにはこういった選択肢がある
そこでまずはエクステリアから入ってみると、アルトゥーラにはお勧めの仕様が4つあり、これは内外装につきマクラーレンが推奨するコンビネーションにて構成されていて、こちらは「クリエイターズ・パック」なる仕様（ボディカラーはトーキョー・シアン）。
そしてこれらとは別に、自分で自由に選べるボディカラーだと「60周年記念」として用意される「インディオレンジ」「モナコホワイト」「ル・マン・グレー」の3色に加え・・・。
-
-
マクラーレンが「60周年記念オプション」発表。750S、GT、アルトゥーラに対しその歴史を表した新色含め特別な内外装が付与され、「60台限定」ストライプも
｜ 60周年記念ストライプを選択できるのはフラッグシップたる750Sのみ ｜ ボディカラーは60周年記念オプション用に3つの新色が誕生 さて、フェラーリは創業75周年、ポルシェもスポーツカーの製造開始 ...
続きを見る
「スタンダード」では5色。
「エリート」では17色。
「MSO」では15色を選択できるものの、フェラーリとの差別化のためか「レッドがほぼ無い」のが興味深いところ（カラーパレットとしてはランボルギーニに近いが、ランボルギーニでは豊富に揃うゴールド系がマクラーレンでは見られない）。
-
-
フェラーリはどれだけレッドが好きなのか！現在選べるレッドは11色、そしてそれぞれの違いはこうなっている
｜ ポルトフィーノMだと標準色28のうち、8色がレッド系 ｜ さらに「テーラーメイド」ではほぼ無限のレッドの選択が可能だと思われる さて、フェラーリというと「レッド」というイメージがあるかと思いますが ...
続きを見る
ホイールは4種類を選択でき、デザインによってブラックやダイヤモンドカット、ゴールドなどを選べます。
ブレーキキャリパーは10パターンから選択でき、「かなり多い」ラインアップ（McLarenロゴにつき、カラーによってはプリントもしくは切削加工を選べる）。
タイヤについてはピレリPゼロ、もしくはPゼロ・コルサが用意され、チタンボルトも提供されていますが、「センターロック」は提供されていないようですね。
ボディ関係のオプションだとミラーやフロントフェンダーのルーバーがブラックになる「ブラックパック」、そしてスポイラーなどがカーボンファイバーに置き換えられる「カーボンファイバーパック」、バッジ類がブラックになる「ステルスバッジパック」が用意され・・・。
エキゾーストは「ノーマル」もしくは「スポーツ」、テールパイプのカラーはシルバーもしくはブラック（ステルス）から。
ちなみにこのテールエンドのスポイラーはオプション扱い（カーボンのみ）。
エンジンカバーはグロスブラックもしくはカーボンファイバーからチョイスでき、ルーフにはエレクトロミックグラスを選ぶことも可能です（ルーフの一部がガラスになる）。
そのほか外装関係のオプションだと「断熱ガラス」「60周年ロゴ入りミラー」といったものも。
カーコンフィグレーター上では「リバリー（ストライプの類）」の設定が見られず、ボディになんらかのグラフィックを入れようとなるとMSO（マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ）を選択する必要があるのかもしれません。
マクラーレン・アルトゥーラ・スパイダーのインテリアにはこんな選択肢がある
そしてここからはマクラーレン・アルトゥーラ・スパイダーのインテリア。
ベースとなるトリムはベーシックな「スタンダード」、スポーティな「パフォーマンス」、ラグジュアリーな「テックラックス」、アバンギャルドな「ヴィジョン」の4つがあり、それぞれによって選べる素材やカラーが異なります。
たとえば「スタンダード」だとブラックアルカンターラのみで・・・。
「パフォーマンス」だとレッドやイエローのアクセントを選択可能（ベースカラーはブラックのみ）。
「テックラックス（テックリュクス）」だとブラックの他にタンやレッドといった選択が可能に。
「ヴィジョン」だとグレーとブラックの2色。
なお、いずれの内装パターンであっても複数のシートに加えロゴ入りアームレスト、60周年記念ペダルなどの選択肢が見られるものの、（オンラインカーコンフィグレーターでは）ステッチカラーなをの選択ができず、かつシートベルトも「ブラックとオレンジ」の2色のみ。
ディーラー備え付けのコンフィグレーターではこれ以外の選択肢が現れるのか、もしくはほかの選択を行おうとなるとMSOを選ぶ必要があるのかは不明ですが、マクラーレンでは750S以降オプションがスリム化されており、これにはコストや不人気オプションの削除、MSOへの誘導など様々な意図があるのかもしれません。
-
-
マクラーレンに復活の兆し？「カスタムオーダー比率が15％から70-80％に増加」「750Sは1年先まで生産枠が埋まっている」「顧客の平均年齢が50歳から44歳へ」
｜ マクラーレンは新CEOのもと新しい戦略を採用しており、その方向性が正しかったことが証明される ｜ 「カスタムオーダー率」は少量生産車にとって非常に重要な指標でもある さて、マクラーレンが復調してい ...
続きを見る
マクラーレン・アルトゥーラ・スパイダーのコンフィグレーター「ダイジェスト動画」はこちら
合わせて読みたい、マクラーレン関連投稿
-
-
マクラーレンGTSのカーコンフィグレーター公開。「60周年記念」ボディカラーや内装オプションも選択可、外装色には「東京シアン」も
｜ 750S以降、マクラーレンのオプション体系や選択肢が整理されシンプルで選びやすくなっている ｜ 一方、オンラインコンフィグレーターを見る限りだと内装の選択肢はやや減少 さて、マクラーレンが新型GT ...
続きを見る
-
-
マクラーレン・アルトゥーラのカーコンフィギュレーター公開！ボディカラーは35色、インテリアの選択肢は2パターンと少なめ
｜ パッケージオプション追加でずいぶんイメージが変わるようだ ｜ さて、先日発表されたばかりの新生代マクラーレン、「アルトゥーラ」。パワーユニットにハイブリッドシステムを用いたことが最大の特徴であり、 ...
続きを見る
-
-
マクラーレン750Sのコンフィグレーター公開！ボディカラーは33色、ホイールは3種、インテリアは3つのテーマから。カーボンやボディ同色OPも盛りだくさん
｜ マクラーレンの提供するコンフィギュレーターはなかなかに性能がいい ｜ 操作性ではフェラーリやランボルギーニ、ポルシェの上を行く マクラーレンはつい先日、ガソリンエンジンオンリーで走る最後のスーパー ...
続きを見る
参照：McLaren