| ミニははやり「エレクトリックブランド」へ? |
ミニが「カントリーマン(日本ではクロスオーバー)の下に位置するエレクトリック・クロスオーバーを開発中、との報道。
Auto Express報じるところによると、このニューモデルは2021年に発売される予定で、BMW 1シリーズや2シリーズ、もしかすると次期i3とシェアされるかもしれない新設計のプラットフォームを持つ、とのこと。
サイズは4メートル程度だとされ、かなりコンパクトな車となりそうですね。
なお現行ミニ3ドアハッチは全長3835ミリ、クロスオーバーは4315ミリとなっており、ちょうどこの「中間」といったイメージ。
「現在のラインナップより大きなミニはない」
この報道について、ミニの役員であるペーター・シュワルツバウアー氏はこの「エントリーレベルのクロスオーバー」についてのウワサを認め、「たしかに都市型のコンパクトSUVは魅力的ではある。しかし、まだ何も決定はなされていない」と語った模様。
加えて「現行クロスオーバーよりも大きなモデルの投入や、7人乗りモデルの投入は、ミニの「DNAにそぐわないために投入しない」とも述べています。
なお、ミニは別の機会に「コンパクトなガソリン車に未来はなく、ミニブランドが生き残るにはエレクトリック(EV/PHEV)に特化するしかない」という意見を示しており、今回話の出た「クロスオーバーの下に位置するエレクトリックSUV」はかなり現実味のある話。
逆に「コンパクトなエレクトリックカー」にピッタリなブランドもミニのほかだとスマートくらいしか思いつかず、BMWブランドの中ではミニがもっとも早くエレクトリック化へと本格シフトするかもしれませんね。
ちなみにBMWとのプラットフォーム共有ですが、BMW自身は「将来的にはプラットフォームはひとつになる」と語っており、ミニもここへつ集約されるのかもしれません。
次期i3については「検討開始」と報じられていますが、現在のカーボン製モノコックを継続するかどうかについては未定だそうで、もし継続しないとなると、せっかく用意した工場などが無駄になり、こちらの活用方法についても考える必要があるのかもしれません(必ずしも他車種と共通化したほうがコストが下がるわけではない)。
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