| 発表されたのはアートバーゼルにて、最近はこのイベントに注目する自動車メーカーも多い |
日本だとあまり受け入れられそうにないが、北米や欧州ではビビッドなカラーのロールス・ロイスの人気が高いと言われている
さて、ロールス・ロイスがフロリダ州マイアミで開催されているアートバーゼルにて、ファッションにインスパイアされた特別なシリーズ「Inspired by Fashion」を発表。
このコレクションは「Re-Belle」と「Fu-Shion」という2つのラインに分かれていますが、ロールス・ロイスとこういったビビッドなカラーというのは一見すると相反するキャラクターのようにも見えます。
ただ、実際には、ロールス・ロイスの平均顧客層はBMWやメルセデス・ベンツよりも20歳ほど若く、しかも新しい試みに対して積極的な人々が多いといい、さらにロールス・ロイスの歴史そのものが「過去を破壊しながら前に進んできた」反逆者そのものだというので、実際には(意外や)ロールス・ロイスらしいカラーなのかもしれませんね。
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ロールス・ロイス・カリナンRe-Belleコレクションはこういった仕様を持っている
そこでまずはRe-Belleコレクションのカリナンから見てみたいと思いますが、こちらのボディカラーは「ライムグリーン」。
インテリアでは、ファッションのトレンドであるカラーブロッキングにヒントを得ていると紹介されており、ライムグリーンにアークティックホワイトのレザーが採用されています。
ダッシュボードの一部には、0.0177インチ(0.45ミリ)の細い糸で手織りしたステンレススチール製ファブリックが採用されている、とのこと。
こちらのボディカラーは「ワイルドベリー」。
ほかにガンメタル、アークティックホワイトも選択できるようですね。
インテリアのアクセントはピオニーピンク。
ボディカラーに合わせ、レザーのカラーはこのアークティックホワイトのほか、カシミアグレーを選択できるそうです。
ロールス・ロイス・カリナンFu-Shionコレクションはこういった仕様を持っている
そしてこちらはFu-Shionコレクション。
これはハイファッションと実用主義をミックスしたものとされ、外装色はミリタリーグリーン、バーンアウトグレー、フォージイエロー、テンペストグレーから選択可能です(これはバーンアウトグレー)。
いずれのモデルもインテリアカラーにマッチしたコーチラインが入りますが、ロールス・ロイスのコーチラインは「車両が出来上がった最後」に塗るようで、つまりトップコートの上から塗っているので、そのためマスキングの跡が残っており、そのままの「段差」も残っています(このあたり、フェラーリやランボルギーニのストライプとは全く異なる。なぜこういった仕様となっているのがはわからない)。
このFu-Shionコレクションのインテリアカラーは3色が組み合わせられ、こちらはアークティックホワイトとカシミアグレーレザーにフォージイエロー。
ルーフはもちろん「スターライト」ですが、このカリナン・インスパイアード・バイ・ファッションシリーズには新しく「テールゲートにも」スターライトが組み込まれ、これは192個の星を22時間掛けて再現しているのだそう。
こちらのボディカラーは「ミリタリーグリーン」。
ほかのカリナンとは全く異なるイメージですが、ぼくとしてはこれがイチオシ。
インテリアは「ミリタリーグリーン、ネイビーブルー、マンダリン」の3色構成。
ちなみに内装色とマッチした専用ラゲッジも用意され(たぶんとんでもなく高い)、5点セット、もしくは単品でも購入ができる、と紹介されています。
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