| ロンドンのブガッティディーラーは「販売量世界一」 |
ロンドン拠点にてスーパーカーや高級車ディーラーを展開する「H.R.オーウェン」。
ロールスロイスやフェラーリ、アストンマーティン、マセラティ、ランボルギーニ等、およそ考えうる限りのエキゾチックカーを扱っており、もちろんブガッティの正規ディーラーも務めます。
そして、多くのブランドにおいて「世界で最も台数を売る」という称号を頂戴するほどの販売力を誇るのが同社ですが、今回特別に、そして世界で唯一、ブガッティからその新型車”シロン・ピュールスポール”の展示が許されることに。
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たぶん固すぎて乗れん!ブガッティ・シロンの限定モデル「ピュール・スポール」発表。軽量化に巨大ウイング、価格は3.9億円
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ブガッティ・シロン・ピュールスポールはこんなクルマ
今回展示されたのはおそらくメディア向けに公開されたプリプロダクションモデルだと思われ、ボディカラーはブガッティらしいブルーのツートーンカラー。
シロン・ピュールスポールはブガッティ曰く「ブガッティ史上、もっともエクストリームなクルマ」。
一見すると通常のシロンにでっかいリアウイングを背負わせただけのようにも見えるものの、フロントバンパーやフロントスポイラー、フロントフェンダーなど細かい部分も「専用品」が採用されています。
加えて、ここ最近流行の兆しを見せている「エアロホイール」を装着していることもトピックですね。
限定台数は世界でわずか60台のみ、その価格はシロンの「倍」以上となる3億9000万円となっていますが、ブガッティによると「それに見合うだけの内容を持っている」。
たとえばマイナス50キロという軽量化もそのひとつで、これはチタン製専用エキゾースト、16キロ軽量な新型ホイールが大きく影響しているようですね。
なお、シロン・ピュールスポールに積まれるエンジンは8リッターW16クワッドターボ、出力は1500馬力。
出力こそはベースとなるシロンと同じではあるものの、レブリミットは200回転引き上げられて高回転化されるとともにギア比は15%クロスされて「加速重視」の設定を持っています。
これによって最高速は時速400キロオーバーから350km/hへとダウンしているものの、当然ながらそのぶん強烈な加速を誇ることになり、シロンの2.5秒からガソリン車最速の「2.3秒」へと縮められることに。
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ブガッティは今後最高速争いを行なわず、代わりに追求するのは”コーナリング”。「一台の車の中に最高速とコーナリングとは同居できない」
| すでにブガッティが世界最速であることは誰もが承知済み。今後は別分野で違いをアピールか | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/498088316 ...
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さらには足回りも強化され、フロント・サスペンションのスプリングは65%、リアだと33%固められ、アダプティブダンパーの設定も「パフォーマンス寄り」になったうえ、衝撃吸収のため車軸ベアリングも強化されている、とアナウンスされています(フロントで130%、リアで77%)。
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ブガッティ「シロン・ピュール・スポールがなぜ通常のシロンの2倍以上の価格なのか?その理由はこうだ」
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現在シロン・ピュールスポールは発表されたのみにとどまり、納車が開始されていない状況ではありますが、これから精力的に開発を進めることになると思われ、納車が進めば様々な仕様を持つ個体がネット上を賑わすことになりそうですね。
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ブガッティが「グリーン」のピュール・スポールの画像を公開。そういえばシロンにグリーンはあまり見たことがない
| 一方でドイツ車にはグリーンが多いようだ | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49907715403/in/dateposted-public ...
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VIA:H.R.Owen