| ブガッティだけに何かぶっ飛んだことをやってきそうだ |
さて、リマックに売却される、もしくは親会社であるフォルクスワーゲングループがその役割を再定義するとも言われているブガッティ。
今回はそのブガッティが「まもなくエレクトリックハイパーカーを発表する」とのウワサが登場しています。
これはCar Magazineが報じたもので、10月にヴィジョン・ル・マン・ブガッティの市販版が公開されると述べており、このほかThe Supercar Blogも同様の記事をアップしており、どうやら「限りなく事実に近い」ウワサだとも考えられそう。
ヴィジョン・ル・マン・ブガッティはこんなクルマ
なお、ヴィジョン・ル・マン・ブガッティはブガッティにてインターンを勤めた学生がデザインしたクルマで、「2050年のル・マン24時間レース参戦車をイメージ」しています。
その姿は「ピュアエレクトリックカーだからこそ」なしえるスタイリングですが、本当にこの「市販モデル」が発表されるのであれば、どれくらいの再現度を持つのか気になるところ(サーキット専用モデルだと言われるので制限はそう多くなく、よって思い切ったスタイリングを採用できそう)。
ブガッティは以前からピュアエレクトリックカーに対して興味を示していたものの、最近のコメントでは「ピュアエレクトリックカーよりもガソリンエンジンを追求し、行けるところまではガソリンエンジンで行く」とも。
その真意としては、ブガッティは芸術性を高め、コレクターズアイテムとしての地位を目指すということがベースにあり、であればよりコレクション価値が高く、その価値を維持しやすい(エレクトリックカーは発展途上なので価値を維持できない)ガソリンエンジンに特化することこそがブガッティの進むべき道であるというものです。
ただ、ブガッティの属するフォルクスワーゲングループは「総力上げてエレクトリック」化を打ち出しており、この流れに乗っていないのはブガッティとランボルギーニのみ。
そこでフォルクスワーゲングループは「意に沿った動きをしない」ブガッティとランボルギーニを売却するという話が出てきているわけですが、ブガッティそしてランボルギーニともにブランド価値は非常に高く、フォルクスワーゲングループとしては「なんとか(売らずに)これらブランドを活用したい」という意向を持っているとも考えられ、よって”試験的にでも”ピュアエレクトリックカーをリリースするのかもしれません。
そしてブガッティがエレクトリックハイパーカーを発表するのであれば、やはりリマックの技術を使用する可能性が大きそう。
現在リマックはポルシェからの出資を受け入れており、ポルシェもブガッティと同じくフォルクスワーゲングループの一因であることからこの技術を使用しない理由はなく、加えて「そういった」ウワサもまことしやかに囁かれていることを鑑みるに、やっぱり”ブガッティがエレクトリックハイパーカー発表”は実際に起こりうるのかもしれません。
参照:Car Magazine, The Supercar Blog