| 今やメキシコシティは防弾使用車でないと怖くて走れない |
統計によるとメキシコでの暴力犯罪が過去最高レベルに達し、さらにその内容も年々過激化している、とのこと。
もちろん銃火器を使用した犯罪が相当数にのぼり、自動車メーカーは「防弾・防爆」にこれまで以上に力を入れなくてはならなくなっているようですね。
実際のところ、防弾仕様車の販売について、今年は「前年比二倍」になるんじゃないかという声もあるほど。
ジャーマンスリーは対応モデル拡大中
なおメキシコでは2017年に25,000人もが殺害されているそうですが、今年はこの記録を更新するのは「間違いない」とされており、こういった傾向を受けてか2012年以降は防弾装備を持つ車両の販売が年々伸び、2017年では3,284台が登録されている、と報じられています。
以前にエクストリームなスーパーカーメーカー「レズバニ」がSUV”タンク”を発売し、そのタンクには1100万円ほどのオプション「防弾仕様」があって、その設定を見たときには「なんでこんなものがあるだろうな」と思ったものの、土地柄(レズバニは西海岸が拠点でメキシコに近い)メキシコへの販売を強く意識しているのかもしれませんね。
ちなみにルイ・ヴィトングループ(LVMH)総帥、アルノー氏は襲撃自体をおそれて「VIPが乗っていなさそうな」コンパクトハッチバック、プジョー205GTIに乗っていたそうですが、欧米では日本では想像できないような苦労があるようですね。
ジャーマンスリーだとメルセデス・ベンツが「ガード」、アウディは「セキュリティ」といったグレードがあり、いくつかのモデルで展開中。
アウディについては以前「A8」にしか設定がなかったものの、現在ではA6やQ5にも防弾仕様が設定されており、やはり需要の高さを感じさせられますね(メキシコのセキュリティ会社によると、レンタル需要もけっこう増大しているらしい)。
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