| ゼロウノ第一号車が納車10ヶ月で売りに出される |
日産GT-R50で一気に日本での知名度が向上したイタルデザインですが、市販車部門として「アウトモビリ・スペチアリ・イタルデザイン」を持っており、そこから2017年に5台限定で発売されたのがこの「ゼロウノ(ゼロウーノ/ZEROUNO)。
ゼロウノはイタリア語で「01」の意味ですが、「アウトモビリ・スペチアリ・イタルデザインの市販車第一号」という意味を持っています。
そして今回売りにだされているのがそのゼロウノのこれまた「一号車」。
これは以前に納車の様子が報じられており、オーナーは実業家にしてかーコレクターのスティーブン・リスモント氏とされ、開発段階からこのゼロウノに関与していた、と言われています。
つまりは自らが関わり、手に入れるのを待ち望んでいたクルマであるにもかかわらず、納車から1年も経たずにこうやって売りにだされているのはちょっと意外でもありますね。
イタルデザイン・ゼロウノの外観を見てみよう
これまでもゼロウーノの外観はオフィシャルフォトや動画にて公開されているものの、さほど細部まで捉えたものはなく、よって今回James Editionが公開した画像はかなり貴重。
販売店はベルギーの「ICONIC CARS」で、その価格は「ASK」となっています(新車時の価格は2億円)。
リアウイングはカーボン製。
意外と大きなハイマウントストップランプが取り付けられています。
LEDテールランプ/ウインカー/バックランプはかなり特殊な形状ですね。
ホワイトにレッド、そしてイタリアントリコローレのアクセント。
車体そのものはアウディR8と多くを共有し、エンジン(5.2リッターV10、610馬力)やトランスミッションといったドライブトレーンもR8と同一です。
フロントからリアにかけてのラインはけっこう複雑。
フロントフード、リアフードはボンピンがわりのエアロキャッチが使用されています。
フロントフェンダーにはルーバー、ホイールにはカーボン製の整流板。
エアロキャッチといい、レーシングカーのような仕上がりですね。
リアディフューザーはかなり後部に突き出た形状。
フロントやサイド、リアにはウイングレット。
かなり複雑なデザインを持つこと、多くの部分でカーボンが使用されていることがわかります。
リアバンパーとリアディフューザーとの間からはリアタイヤ丸見え。
リアカウルは「開閉」するのではなく「取り外し」式のようですね(つまりエアロキャッチは飾りではなく、実際に機能している)。
サイドには大きなウイングレット。
大きく長く、そして上下にも深いリアディフューザー。
テールパイプも大迫力ですね。
イタルデザイン・ゼロウーノのインテリアを見てみよう
インテリアの雰囲気は独特ではあるものの、スイッチ類の位置などはやはりアウディR8に近いようです。
外装同様にイタリアントリコローレ、そしてレッドのアクセント、さらにカーボン。
ドアインナーハンドルは「ストラップ」で、これも外装同様にレーシングカーっぽさを感じさせるところ。
ステアリングホイールもアウディR8と同一(センターパッドなどは専用品)。
ドア開口部はアウディR8に比べて狭く、これはボディ剛性を考慮した結果なのかも。
VIA:James Edition