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トヨタが合計13.7万台のリコール届け出。「ハイブリッドシステムに充電できずシステム破損」「豪雨があるとエンジンに浸水しエンジン破損」

2019/06/26

| アウディもブレーキ、プログラム、燃料ラインの問題でリコール届け出 |

トヨタが珍しく、ハイブリッド関連についてリコールを届け出。
同じハイブリッドでも不具合の種類は2つあり、ひとつは「ハイブリッドシステムが破損して走行不能」、もうひとつは「エンジン破損」。

前者はアクア、カローラアクシオ、シエンタ、ヴィッツが対象になって19,618台が影響し、後者はシエンタのみが対象となり137,016台が対象に。

ここでその内容を見てみましょう。

ハイブリッドシステム用バッテリーへと充電ができなくなる恐れ

まず最初の「ハイブリッドシステムが破損」ですが、その内容は下記の通り。
対応内容としては「DC-DCコンバータを点検し、該当パーツであれば良品と交換」。

電圧変換装置(DC-DCコンバータ)において、生産設備の管理が不適切な ため、制御基板の半田付けが不十分なものがある。そのため、使用過程における冷熱の繰り返しで半田が剥離して、補機バッテリへの充電ができなくなることで警告灯が点灯し、最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止して走行不能となる おそれがある。

国土交通省

対象となるのはアクア(11,748台)、カローラアクシオ(773台)、カローラフィールダー(2,345台)、シエンタ(2,497台)、ヴィッツ(1,560台)、JPN TAXI(695台)。

これら対象車種の製作期間は平成30年2月6日~平成30年11月15日で、ただし同製作期間でも対象ではない場合もある、とのこと。
なお、この問題が確認されたのは256件と報告されており、これが原因で発生した事故はゼロ。

集中豪雨にてエンジン破損の可能性

そしてこちらはシエンタのみが対象ですが、不具合の内容は下記の通り。

ハイブリッド車において、エンジンルーム後部に取付けているカウルルーバの 防水構造が不適切なため、集中豪雨など多量の雨水がかかった場合、水がエンジ ン上部に滴下して、インジェクタ取付け部から燃焼室に浸入することがある。そのため、コンロッドが変形して異音が発生し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがある。

国土交通省

対策としては「カウルルーバの仕様に応じてシール材を貼り付けるとともに、全車両、エンジンに防水カバーを追加する。また、エンジンの燃焼室を点検し、異常がある場合はエンジンを新品に交換する」とのことで、実際に発生した不具合は152件。

toyota-recall2

製作期間として平成27年5月7日~平成30年9月3日、合計137,016台のシエンタが該当します。

「雨」による問題は以外に多く、これまでにも「排水経路に落ち葉などが詰まって」意図したとおりに水が排出されず、これによって水が溢れてバッテリーに水がかかってショートする等のリコールも他社で発生していますね。

アウディもA1、A3、Q5にリコール届け出

そしてアウディもいくつかリコールを届け出。
先日より他モデルでも届け出があった、「燃料」のほか、プログラムとブレーキ関係についてです。

アウディA4は燃料漏れ

まず、アウディA4の問題は下記の通り。
対象は1,073台、輸入機関は平成28年11月12日~令和元年5月10日だとされ、対策としては「ボルトを規定トルクにて締め付ける」。
問題が発覚したのは本社からの情報により、国内では不具合の発見、事故ともにゼロ。

原動機に装着されている燃料パイプの取付けボルトにおいて、取付作業が不適切なため、締め付けトルクが不足しているものがある。そのため、走行振動等により当該ボルトが緩み、 最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。

国土交通省
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アウディA3はプログラム不良

そしてアウディA3はバックランプが点灯しないというもので、プログラム書き換えにて対応完了。
こちらも本国からの情報によって問題を把握し、日本国内では問題発生、事故ともにゼロ。

対象となるのは平成28年10月29日~平成30年5月30日に輸入された3,054台で、その不具合の内容は下記の通り。

後退灯において、オンボードサプライコントロールユニットのプログラムが不適切なた め、原動機始動直後に変速機のギアを後退位置にシフトした場合、数秒の間、後退灯が点灯しない。そのため、保安基準第40条(後退灯の基準)に適合しない。

国土交通省
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アウディQ5は制動力に問題

アウディQ5/SQ5については、ブレーキのマスターシリンダに問題。
平成30年8月31日~平成30年12月7日に輸入された250台が対象となり、やはり本国の指示によってリコール。
国内では問題の発生、そして事故もゼロ。

制動装置のマスターシリンダにおいて、加工用装置の設定が不適切なため、正規と異なる形状のものがある。そのため、制動圧力が不十分となり、最悪の場合、適切な制動力が得られないおそれがある。

国土交通省
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