| インテリアは2名のための贅沢空間 |
車体サイズはかなり「大きい」ようだ
アウディが「グランドスフィア・コンセプト」のティーザー画像を公開。
現時点ではこのクルマについてなにか言及されているわけではありませんが、ボンネットが短く、室内空間が広く、前後オーバーハングが極端に短いというEVの特徴を備えており、「EV時代のグランドツアラー」ということになりそう。
アウディは2033年にガソリンエンジン車を廃止
アウディは2033年には中国市場を除いてガソリンエンジン搭載車を廃止するという意向を示しており、よってそのタイムテーブルからしても今後発表されるコンセプトカーはまずピュアエレクトリックカーだと考えられます。
なお、このグランドスフィアにはステアリングホイールが装着されており、つまりは「完全自動運転ではない」ということになりますが、アウディによると、このグランドスフィアは「レベル4」の自動運転レベルを達成している、とのこと。
レベル3
加速・操舵・制動を全て車両が行うが、緊急時や自動運転システムの限界時にはドライバーが操作を行う。
なお事故時の責任はドライバー。レベル4
完全自動運転を車両が行い、ドライバーは運転に関与しない、または存在しない。
ただしアウディは実際に「レベル3でも(自動運転は)難しい」とコメントしているので、市販時にはなんとかレベル3を達成できるかどうかということになるのかもしれません。
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| 自動車メーカーの技術者であれば、最初から「無理だ」とわかりそうなものだが | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49831704361/in/ ...
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参考までに、数年前のコンセプトカーはいずれも自動運転を前提に製作されており、ステアリングホイールが格納式だったり見当たらなかったりしたものですが、現在のコンセプトカーは「自動運転が無理」という前提に立っているのか、ちゃんとしたステアリングホイールを備えることが多いようです。
室内は「2名のための贅沢な移動手段」といった感じです(エコなイメージを演出するためか、こういったコンセプトカーにおいて、多くの自動車メーカーが室内に植物を置きたがるようだ)。
このアウディ・グランドスフィア・コンセプトについて、まずは8月のペブルビーチにて公開され、その後にミュンヘンにて開催のIAAショーにて展示される、とのこと。
その後2022年にはよりコンパクトな「アーバンスフィア」の発表も控えているといい、しばらくは「スフィア」シリーズがアウディのコンセプトカーにおけるメインとなりそうですね。※この前は「AI」シリーズを展開していた
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