BMWがアルピナのワンオフモデルを公開。
北米BMWからの発表となるものの、「アルピナのワンオフ」は非常に珍しいように思います。
なお、これは北米におけるBMWのオーナーズクラブ、「BMW Car Club of America=CCA」のために作られたもので、題して「BMW ALPINA B6 xDrive Gran Coupe BMW CCA Edition」。
ボディカラーはアルピナ・ブルー・メタリック、エキゾーストシステムはチタン、テールパイプはカーボン製。
ただし最大の変更点はインテリアにあり、オパールホワイトのレザー、ピアノブラックのトリム、エンボスヘッドレストなどがこのモデルの専用装備。
加えてホワイトのステッチや「BMW CCA Edition」のロゴもワンオフの証となっています。
エンジンルームにも専用のプレート付き。
エンジンそのものは通常のアルピナB6と変わらず、 4.4リッターツインターボを採用しており、出力は600馬力。
0-100キロ加速は3.6秒となっています。
これに加えてアルピナはさらにフランクフルトモーターショーで「世界最速のディーゼル車」を発表予定。
これはトリプルターボを採用した「アルピナ D5 S」で、3リッター直6エンジンから382馬力を発生。
馬力だけを見るとそう高い数字では無いものの、ディーゼル特有の強烈なトルク(800Nm)を1750回転から発生することで0-100キロ加速は4.4秒、最高速度は時速286キロという数字を誇ります。
なお「ツインターボ」版もあり、こちらは322馬力、0-100キロ加速は4.9秒(トランスミッションは両方とも8速AT)。
本家BMW版のハイパフォーマンスディゼルモデルm550dは「クワッド(4)ターボ」を持ち、わずかに(7馬力)パワーは勝るもののトルクは逆にアルピナD5 Sが上回る状態ではありますが、0-100加速はアルピナD5 Sと同じ4.4秒。
両者ともアプローチが異なるのに数値的には同じ、というのは面白い事実ですね。
2015年に創立50周年を迎えたアルピナが1600台を販売し記録更新(600台は地元ドイツでの販売)。
もっともよく売れたのはB5 Bi-turbo/B6 Bi-turboエディション50とのことですが、ドイツと日本で人気があったようです。
なおアルピナの生産台数の20%は日本で販売されているとのこと。
その他人気があったのはXD3で248台の販売。
やはりアルピナといえどもSUVの人気が高くなっているようですね。
他ではD3とB3があわせて500台、B6グランクーペが280台。