| けっこうナイスなE46 BMW M3のチューンドカー登場 |
チューニングショップ、パンデム・ロケットバニー(Pandem Rocketbunny)がBMW M3(E46)のカスタムカーを公開。
見ての通りワイドボディキットを装着しており、さらにFRP製のフロントッリップ、リアダックテールスポイラーまでも。
なおオーバーフェンダー含めてもパーツ価格30万円という安さが特徴ですが、なかなかどうして、よくできていると思います。
そのほかはヘッドライト内部のカスタム、エアベント/グリル/ミラー/フード等をカーボンファイバーに置き換え、ホイールも交換済み。
BMWのチューニング内容は万国共通?
性能面ではエキゾーストシステムとエキゾーストマニフォード、そしてエアクリーナ交換という「定番」の吸排気系チューンに加えてレーシングシフター、ECUチューン、ポリウレタン製のブッシュとマウント(E46からはブッシュがゴムになってヤワになっているのでその対策)装着という日本でもおなじみのメニューです。
E46 M3は「第3世代」のM3に当たりますが、ベース車両のポテンシャルが向上したことによって大きく性能が先代のE36 M3に比べ上がっていて、ぼくとしては「名車」に分類したいクルマ。
実際にそう考える人も多いのか、中古相場は比較的高値で推移しており、モデル末期のE46 M3になると次の世代であるE92 M3より高い個体も。
相場としてはおおよそ250〜390万円といったところで、年式(2000〜2006)を考えると「かなり高い価値を維持している」クルマだと言えそう。
なおエンジンは3.2リッター直6、出力は343馬力。
オーバーフェンダーというとリバティウォークが有名ですが、このM3に装着されるものはちょっと形状が異なっていて、初代M3風の「ブリスターフェンダー」。
取り付けた状態を見ると、なかなか精度が高そうに見えますね。
↓車高が落ちすぎてハンドルを切るとタイヤとオーバーフェンダーが干渉しそう
初代BMW M3(E30)はこんなクルマ
こちらが初代M3。
前後ブリスターフェンダーに空力改善のため延長されたルーフなど「歴代M3の中で最もベースモデルとの差異が大きい」モデルだと思われますが、それもそのはずで、このE30 M3が製造された目的そのものが「レース参戦のため」。
ドイツ・ツーリングカー選手権参戦のために必要なホモロゲーション取得に販売されたのが市販モデルの「M3」となり、M3のの中で唯一「モータースポーツに直結した」背景をもつクルマでもあります(そして唯一4気筒エンジンを搭載していたM3でもある)。
VIA:CCW