| 内装スペシャリスト、ヴィルナーはクラシックカスタムも得意だった |
ブルガリアの内装スペシャリスト、ヴィルナー。
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといったプレミアムカー、マセラティやアルファロメオのようなイタリアン、はたまたコルベットやマスタングというアメリカンマッスル、そしてGT-Rなど日本車という感じで世界中のクルマの内装をカスタム中。
カスタムの方向性も純正ライク、オリジナル要素満載、スポーツ、ゴージャスなど様々ですが、「クラシック系」も得意と見えます。
まずはジャガーXJですが、ごらんのとおり、セクシーさすら漂うカスタムが施されることに。
木目は復権の兆し?
木目調パネルは80~90年代あたりまでは「高級車の象徴」という感じで人気があったものの、それ以降はめっきり見なくなることに。
ですがここ数年はまた木目パネルを採用する車両も出てきており、「人気復活」の兆しがある素材です。
実際のところ、こういった妖しさはウッド以外で表現できないかもしれません。
ヘッドレストには紋章入り。
背もたれや座面に使用されるアルカンタラには型押しがなされており、コーデュロイのような質感となっていますね。
シート脇のスイッチも内装に使用されるアルカンターラ同様、オフホワイトに。
マットもブラウンとオフホワイトとのコンビカラーとなっています。
なかなかに面白い素材感のコントラスト。
かなりインパクトの強いステッチ。
BMW 3シリーズ(E46)もクラシックに
こちらはなんとE46世代のBMW 3シリーズ。
E30でもここまでクラシカルではないだろうという程ですが、こちらもヴィンテージ調のレザーを使用し、そしてドイツでは人気のあるチェックの生地を使用。
シートの座面から背もたれ、背もたれではショルダーサポート左右とセンターにまたがるステッチがナイス。
ルーフはアルカンタラで、サンバイザー、そしてシート下にある調整スイッチ付近もファブリック張り。
内装トリムはウッド(無垢のように見える)。
いくつかの樹脂パーツは全体的な雰囲気を考慮してかクローム仕上げに。
これはオーナーの名前?
メルセデス・ベンツ280SLはゴージャスに
最後はメルセデス・ベンツ280SL。
本物のクラシックカーの部類に属するかと思いますが、「純正キープ」のほうがはるかに高く売却できるのに、それでもこういったオリジナリティ溢れるカスタムを行う勇気には脱帽です。
使用されるカラーはベージュにアイボリー。
ベージュレザーにはベージュのステッチ、ブラウンレザーにはベージュのステッチが入ります。
なお、ベージュ部分についてはサンバイザー、ルーフなど「アルカンターラ」が使用されていますね。
ダッシュボードには「Gentle Pagoda」の刺繍。
シート後方にもダイヤモンドステッチ。
トランク内張りにもダイヤモンドステッチ(スペアタイヤカバーまで!)。