| 新型BMW Z4 M40iはBMW M2よりも速い |
新型BMW Z4 M40iがニュルブルクリンクを7:55.41で周回し、その動画が公開に。
つい最近、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJが6:44.41でニュルブルクリンクを周回して「市販車最速」の座に輝いたばかりなので、この「7:55.41」というのはあまりインパクトがないように思えるものの、これはBMWとしては相当に速いタイム。
というのもニュルブルクリンクのラップタイムにおいて「ベスト100」に入っているBMWは38位のM4 GTS(7.27.88)と62位のM4 CS(7:38.00)のみで、今回のZ4 M40iのタイムはベスト100には漏れるものの、M2よりも3秒速い数字です。※もちろん全てのBMWがニュルブルクリンクにチャレンジしているわけではない
「M」モデルではないのにこの速さ
なお、Z4 M40iはZ4の「Mモデル」ではなく、あくまでも通常ラインのハイパフォーマンス版という位置づけ。
そしてBMWは「Z4のMモデルは発売しない」とも述べていますが、通常モデルでこのパフォーマンスであれば「Mモデルはない」のも 納得ですね。
Z4 M40iのエンジンは3リッター直6ターボ、出力は335馬力。
ただしこれは規制のきつい欧州仕様の数字であり、欧州以外、たとえばアメリカでは「もう少し数字が高くなる(382馬力くらい?)」と言われています。
なお、この「7:55.41」がどのくらいかというと、フェラーリF430が「7:55.00」(これでニュルブルクリンク100位)。
つまりニュルのランキングTOP100に漏れたとはいえどもスーパーカー並みの速さを持つのが新型BMW M40iだと言えそうですね。
そうなると気になるのがBMW Z4と共同にて開発された新型トヨタ・スープラで、これはクローズド・ボディであるぶんBMW Z4よりもボディ剛性が高いと思われ、かつ(トヨタ曰く)ピュアなハンドリングマシンであるということを考えると、「トヨタ初、ニュルブルクリンクのランキング入り」となるかも。
なお、「レクサス」ブランドだとLFAが7:14.64にて17位に顔を出していますね。
それでは動画を見てみよう
こちらがBMW Z4 40iが驚異の走りを見せる動画、「BMW Z4 M40i (G29) Nordschleife HOT LAP 7.55,41 min」。