| どちらもこれによる事故はゼロ、ドイツ本国からの情報で問題が発覚 |l
BMWがM3/M4、そしてミニ・クロスオーバーにリコールを届け出。
それぞれ内容は異なっていて、M3はプロペラシャフトの問題、ミニ・クロスオーバーはヘッドライトの問題となっています。
それぞれパーツの交換やプログラム書き換えにて症状が改善するそうですが、BMW M3/M3の場合は「最悪の場合、走行不能に」とあり、ちょっと深刻そうな内容ではあります。
BMW M3/M4のリコール対象は232台、製造期間はH28/3/31~H28/9/29
BMW M3/M4の不具合は、上述の通り「プロペラシャフト」。
ただ、この問題が報告されたのは日本国内では0件、もちろんこれに起因する事故も0件。
問題が発覚したのは「ドイツ本国からの報告」とのことなので、ドイツでは何件かトラブルがあったのかもしれませんね。
なお、問題の詳細は下記の通りで、対策としては「プロペラシャフトを対策品に交換する」。
ちなみに、このプロペラシャフトにつき、M3/M4発売当初はカーボン製だったものの、いつの間にか「スチール製」になったと報じられていますね。
BMWは同様に、「アルミ製だったドアパネルがスチール製になった」りしていることがあるので、要注意ブランドだと認識しています。※この問題が報じられた際、磁石をドアに当てて素材を確認するBMWオーナーが続出した
動力伝達装置において、プロペラシャフトの接続部の形状および加工方法が不適 切なため、耐久性が不足しているものがある。このため、接続部の嵌合が弱くな り、当該プロペラシャフトが走行中に動力を伝達することができず、最悪の場合、 走行不能に至るおそれがある。
VIA:国土交通省
対象となるのはM3が91台(製作期間は平成28年6月30日~平成28年9月28日)、M4が141台(製作期間は平成28年3月31日~平成28年9月29日)。
ミニ・クロスオーバーは「ヘッドライトを点灯させるとポジションランプが消える」
ミニ・クロスオーバーに発生した不具合はちょっと珍しいもので、ヘッドライトコントロールユニットのプログラム不正。
その内容は下記の通りで、ヘッドライトコントロールユニットのプログラムの書き換えにて症状が改善する、とのこと。
ヘッドライトにおいて、ヘッドライトコントロールユニットのプログラムが 不適切なため、ヘッドライトを点灯させると車幅灯が消灯する。そのため、 保安基準第34条(車幅灯の基準)に適合しない。
VIA:国土交通省
なお、MINIは昔からこういった制御系プログラムが「謎動作」を行うことがあり、ぼくが以前に購入したミニクーパーS(R56)も、エンジンをスタートさせると「なぜかワイパーが一往復だけする」という現象が発生し、プログラムを修正したことがあります。
今回の「ヘッドライト」問題は国内で2件発生しており、これによる事故はゼロ。
こちらも問題発覚は本国からの情報による、とのこと。
対象となるのはミニ・クロスオーバーの「JCW(ジョンクーパーワークス)モデル」のみで、製作期間は平成29年2月15日~平成30年1月18日。