| ACシュニッツァーはデザインテイストが比較的よく変わる |
ACシュニッツァーが「さらに」過激なBMW 3シリーズ(G20世代)向けのエアロキットを発表。
ACシュニッツァーはこれまでにも3シリーズ向けのエアロキットを発売しているものの、今回のエアロパーツはこれまでの製品とは大きく異なるデザインを持つようです。
なおACシュニッツァーはパワーアップについても近々対応する予定だそうで、320i、330i、M340i、330dについてパワーキットを開発中とのこと。
今回のパーツが対応するのは「Mスポーツ」エアロ装着車のみ
なお、今回発表されたエアロパーツはMエアロパッケージを装着している車両のみへの対応ですが、フロントスポイラー、サイドスカート、ルーフスポイラー、トランクリッドスポイラーを用意。
加えてテールパイプには「スポーツカーボン」「スポーツクローム」「スポーツブラック」をラインアップ。
フロントはこんな感じで左右のバンパー下部に取り付ける形状。
かなり大きな「出っ張り」を持つことになり、見た目の印象が随分変わります。
そしてACシュニッツァーではエアロパーツのほか、車高が25ミリダウンするスポーツサスペンションも発表。
これによって「乗り心地を損なわず」ハンドリングを改善できる、としています。
なお、BMWは昔から「フロントを下がり気味に」調整すると非常に格好良くなり、かつハンドリングがクイックになる傾向がありますが、そうなるとリアのトラクションが抜けやすくなり、このあたりはトレードオフとなりそうですね。
そしてホイールには19もしくは20インチを用意し、20インチの場合、タイヤはフロント225、リアは255という極太サイズに。
ホイールのカラーはブラックもしくはダイヤモンドカットとなりますが、これまではあまりブラック一色のホイールに手を出さなかったACシュニッツァーも「ついに」ブラックホイールを用意したということになりますね。
なお、後部ドアには「AC SCNITZER」のロゴ。
最近はボディサイドにブランド名や車名を入れるケースが散見され、ポルシェやアウディがこの先駆的存在だと言えるかもしれません。
ルーフスポイラー、トランクリッドスポイラーもいい感じ。
とくにトランクリッドスポイラーはかなり大きな角度を持っているようです。
なお、ACシュニッツァーはそのデザイン的な雰囲気が大きく変わることが多く、「ACシュニッツァーといえばコレ」的なデザインを持っていないものの、別の見方をすれば「モデルによってフレキシブルにデザインを変えている」ということになり、これはこれで「チューナーのあるべき姿」なのかもしれませんね。
これでキドニーグリル、その中のルーバーもブラックであれば「完璧」なのですが、ドイツのチューナーは質実剛健というか、そのあたりまではあまり気を使わない場合が多いようですね。
そのほかACシュニッツァーではインテリアパーツもリリースしており、アルミ製のパドルシフター、フットレスト、アクセル/ブレーキペダル、キーホルダー等をラインアップしている、とのこと(インテリアにはさほど力を入れないのもACシュニッツァーの特徴でもある。もしくはBMWユーザーがそこまでインテリアのカスタムに対して要求が高くないのか)。
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3シリーズというと、E46世代まではけっこうカスタムする人が多かったように思いますが、最近ではノーマルで乗られる場合がほとんど。
そのためかチューニング市場も盛り上がらないように感じられるのがちょっと残念です。
VIA:acschnitzer1987