| パックマンは今年で40周年らしい |
BMWが新型2シリーズのプロモーションを行うに際し「パックマンとコラボする」と発表。
3月14日からこのコラボキャンペーンが開始されることになるそうですが、そのキャッチコピーは「Game Changer.ジョウシキなんてひっくり返せ。」。
BMW 2シリーズ・グランクーペはBMWにとっても初めてのコンパクトクラスにおける4ドアクーペであり、” 常識にとらわれず自分のスタイルを貫いて⽣きるドライバーに向け、さまざまな’縛り’を食べつくしてくれるパックマンとのコラボレーションによって、「常識や固定概念から解き放たれて⾃由に生きよう」というメッセージを発信する”とコメントしています。※メッセージは共感できる
BMWとパックマンとは無縁ではない
そしてBMWとパックマンということで思い出すのは2015年の映画「ピクセル」。
これはまちなかに出現した巨大パックマンをミニで退治するという見せ場が盛り込まれており、BMWは(当時縮小傾向にあった)ミニの北米市場での販売をなんとか映画の力を借りて回復させたかったのかもしれません(ミニミニ大作戦によってミニブランドの知名度が大きく向上したという前例がある)。
なお、パックマンは2020年で生誕40周年を迎えるということで、今後様々なイベントが展開されることになるそうですが、そういったイベントにもBMWは積極的に参加してゆく、とコメント。
そしてBMWによるとパックマン(PAC-MAN)は”もっとも成功した業務用ゲーム機”としてギネスにも登録されており、米国では98%、それ以外の国や地域においても90%以上の知名度を誇る、とのこと。
たしかにここ最近パックマンとのコラボがけっこう多く見られるように思われ、たとえばバッグメーカーのキプリングもパックマンのコラボによる製品を発表済み。
そのほか、コーチもパックマンとコラボした製品を多数発売していますね。
そしてBALLYは「SHOK-1」シリーズより、パックマンのレントゲン写真(リアル・・・)をモチーフにしたアパレルやバッグを販売したことも。
BMWはコラボ好き?
そしてBMWとほかキャラクターとのコラボで思い出すのは「天才バカボン」。
かなり手間ひまのかかったコラボレーションであったと思いますが、おそらく効果はあんまりなかったんじゃないかと推測。
ただしこういったコラボはBMWだけではなく、現在自動車はどんどん販売を減らす一方なので、各メーカーとも「なんとか販売をつなぎとめたい」と考えての行動なのかもしれません。
それでも自動車という高額商品、そして販売が落ち込んでいる理由を考えると、「なにかとのコラボレーションで販売を回復できる」とは思えず、自動車メーカーは「自分たちだけの力で」露出そして消費者もしくはポテンシャルカスタマーとのコミュニケーションを取る方法を考えないといけないんだろうな、と思います(”一部の自動車メーカーが、モーターショーへの出展を取りやめて自身の企画したイベントに集中”という傾向が加速しているのはその対策なのかも)。
ボクの知ってるバカボンと違う!BMWが白人キャスト&アメコミ調になった天才バカボンとのコラボにて新型1シリーズのキャンペーンを開始した!
VIA:BMW, Scott Eastwood