| 高級エレクトリック、オフロードへ |
さて、2017年にメルセデス・ベンツのエンジニアであるユルゲンさんが自身のEクラス オールテレーンを魔改造した「Eクラス・オールテレイン4x4(2)」が話題となりましたが、そのユルゲンさんがまたしてもエクストリームなオフローダーを製作。
今回ベースとなったモデルはピュアエレクトリックカーのEQC 400 4Maticで、なんとこれをポータルアクスル(ハブリダクション)化しています。
EQC 4x42はこんなクルマ
そしてこちらがそのメルセデス・ベンツEQC 4x42。
ポータルアクスル化によって大きく最低地上高が増加しており、ノーマルの150ミリから400ミリへとアップ。
もちろんアプローチアングルとデパーチャーアングルも大きくなってノーマルの20.6度と20度から31.8度と33度へ。
これはメルセデス・ベンツGクラスの28度よりも大きな数字だそうで、一気に悪路走破性が向上したということになりそうです。
こちらがこのクルマを作ったユルゲンさん。
着ている服がEQC 4x42とマッチしていますが、もともとユルゲンさんがこの色が好きでクルマもこうなったのか、それとも服をクルマに合わせたのかは不明です。
ホイールは20インチ、そしてタイヤサイズは285/50 R220。
オーバーフェンダーは左右それぞれ10センチの幅を持つ、とのこと。
画像を見ると「どこにでも」走ってゆけそうなポテンシャルを持っていそうですが、水の中にだけは(エレクトリックモデルだけに)入ってゆけないのかもしれませんね。
さらに重量がかなりあると思われ、足回りにかかる負担は相当なものだと思われますが、そのあたりは当然「対応済み」なのだと思われます。
あのEQCがこんなに格好良くなるとは
それにしてもあのEQCがここまでの変身を遂げるとはちょっと驚き。
EQCそのものがツルっとしたボディを持つだけに、そこへオーバーフェンダー、そしてオフロードタイヤを取り付けるとミスマッチぶりが際立ち、より「改造車っぽく」見えるのかもしれません。
残念ながらこのメルセデス・ベンツEQC 4x42はワンオフでの製作にとどまり、今後イベント等に駆り出されることになるものの、量産される予定はない、とのこと。