| 新型メルセデス・ベンツSLのインテリアは、Sクラスに比べると「レトロなエレガントさ」を表現したようにも |
ただし単なるレトロとならないのがメルセデス・ベンツ流
さて、プロトタイプがチョコチョコと目撃され、メルセデス・ベンツ自身からもティーザー画像が公開されている新型SL。
今回はその新型メルセデス・ベンツSLのインテリアが先行リリースされ、新しくなったデザイン、2+2レイアウト、可動式インフォテイメントディスプレイなどが明らかになっています。
なお、この「可動式」インフォテイメントディスプレイについて、オープンモデルということを考慮し、「太陽光の反射」によってディスプレイ表示が見にくくなるという現象を防ぐためだとアナウンスされています(納得)。
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左右対称、そしてスイッチ類はさらに少なく
そして今回の新型SLの内装全体だと、先代SLのような「左右非対称」ではなく、左右対称的なインテリアを採用したことがひとつのトピック。
加えて、メルセデスAMG GTのようにゴッツいセンタートンネルが与えられていますが、その上にはスイッチ類がほぼ見られず、つまり車両の機能(エアコンなど)の操作はタッチ式ディスプレイにて行うということになりますね。
なお、センタートンネルの前の方は金属製のパネルで覆われ、ここが新型SLのインテリアにおけるひとつのデザイン的ハイライトとなるのは間違いなさそうです。
シートレイアウトは「なんとか」4座を保っていますが、実際に後ろに座るのはかなり難しいかも。
ただし、シートそのものは前席と変わらぬ豪華さを持つようです。
おなじみ(ぼくの大好きな)アンビエントライトも装備されますが、後部座席部分は「光らず」。
後部座席は「ほぼ無視して」というメルセデス・ベンツからのメッセージなのかもしれません。
最近のメルセデス・ベンツは各クラスにおいてインテリア(エクステリアも)のデザインを統一する傾向にあり、しかし新型SLは「スポーツモデルのフラッグシップ」でありながら、「サルーンのフラッグシップ」であるSクラスとは完全に異なるスタイルを持つ模様。
Sクラスはディスプレイや素材にて「未来的なゴージャスさ」を表現しているようですが、新型SLはレザーの使用範囲が大きく、ある意味で「レトロなエレガントさ」を表現しているようにも思えます。
新型メルセデス・ベンツのインテリア細部はさらに進化
そして新型SLのインテリアはさらに進化し、より未来的、より芸術的、より先進的に。
メインのメーターはもちろん12.3インチの液晶ディスプレイですね。
ステアリングホイールはダブルデッカー、そしてスポーク脇の液晶もさらに高精細に。
ドアインナーパネルの操作部はフロート処理がなされ、間接的にアンビエントライトによって照らされます。
なお、シートアジャスターは伝統の「シート形状スイッチ」を保っており、しかしこれもどこかの段階で「タッチ式」となるのかもしれません。
ヘッドレストにはエンボス加工。
メルセデス・ベンツのオープンモデルにはおなじみの「エアスカーフ」吹出口も見えますね。
ジェット機のタービンを模したエアコン吹出口も最近のメルセデス・ベンツの共通点。
ただしブレードの形状、アンビエントライトの発光方法については「SL専用」となっているようです。
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