| 非常に高価ではあるが、その価格に見合うだけの仕様を持っている |
今シーズン限りでついにルイス・ハミルトンはメルセデスAMG F1チームでのキャリアを終えることに
さて、ドイツのチューニング会社「HOF マニュファクチュール」がメルセデスAMG G63をベースとし、ルイス・ハミルトン(のドライブするF1マシン)をモチーフとしたチューンドカー、「サー・クラス(Sir Class)」を発表。
ルイス・ハミルトンは今シーズン限りでメルセデス-AMGペトロナス F1チームを離れることになりますが、同チーム在籍中には202回の表彰台、105勝、そして7度のチャンピオンを獲得し、F1史上最高のドライバーの一人としてその名を刻んでいます。
このメルセデス・ベンツ Gクラス「サー・クラス」は圧倒的な性能を誇る
このサー・クラスはそんなルイス・ハミルトンという存在にふさわしい性能を備えており、(もともと搭載される)4リッターV8ツインターボエンジンには強化コンロッド、鍛造アルミニウムピストン、新型ターボチャージャー、アルミ製エアボックスが組み込まれ、さらには特別なソフトウェアアップデートによって1,063馬力と1,300Nmのトルクを実現。
そしてこの圧倒的なパワーとトルクをもってサー・クラスは0-100km/h加速を3.5秒で達成し、最高速度は300km/hにも達することがアナウンスされています。
外観の大部分はカスタムカーボンファイバー製ボディキットで覆われており、ボディカラーはF1マシン風のシルバーとブラックのグラデーション、そしてそこへペトロナスを象徴するティールカラー(青緑色)が用いられています。
この強力なパワーを受け止めるべく足回りも強化されており、新しく導入されたサスペンションキットによって車高は約3センチダウン、さらにはカーボンセラミックブレーキを装着することでパワーに応じたストッピングパワーを発揮することに。
インテリアもまたこの特別なクルマにふさわしい仕様を持っており、専用に誂えられたバケットシートにティールカラーのアクセント、そしてヘッドレストへの「1,063」刺繍などが目を引くところですが、レザーとアルカンターラが内装を包み込み、ドアパネルやダッシュボードにもティールアクセントが施され、ロールスロイスばりの「スターライト」も。
ただしインテリアにおいてもっとも注目すべきは、F1スタイルのステアリングホイールですが、これはハミルトンのW13マシンにインスパイアされたデザインと構造を持っており、ボタンの数こそ少ないものの、カーボンファイバーとアルカンターラで仕上げられ”雰囲気満点”。
このサー・クラスはハミルトンがメルセデスF1での最後のレースとなるアブダビGPにあわせてお披露目11台のみが製造され、1台あたりの価格は690,000ドル(約1億円)ということがアナウンスされています。
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参照:HOF Manufaktur