| 購入したポルシェ718ケイマンにはこんなオプションが装着されている |
さて、ポルシェ718ケイマンに装着されているオプションにつき、ここでそれぞれの内容を紹介してみたいと思います。
ぼくのポルシェ718ケイマンはポルシェセンター北大阪さんが店頭販売用に「見込み」で発注したもの。
よって経験上の”売りやすい”人気オプションが装着されている、ということになりますね。
今回ここでは「外装」に関するオプションを紹介してみたいと思います。
グラファイトブルーメタリック:150,000円
「ブルー」とはいうものの実際の見た目は「グレー」で、そしてメタリックカラーといえども「ソリッド」に近い色味を持つ不思議な色。
軍隊で使用されるカラーにも近いという印象ですが、718ケイマンのイメージカラーとしても採用され、しかし2019年モデルからはカタログ落ちしてしまうカラーでもあります。
ポルシェ718の場合、ソリッドの「スタンダードカラー」は標準色として追加「0円」、しかしメタリックカラーだと追加150,000円。
そしてスペシャルカラーだと「383,000円」の追加料金がかかりますが、これは日本車とは比較にならないほど高価なオプションですね(トヨタFJクルーザーでは”マットカラー”75万円、というものはあった)。
光を反射して明るく輝くマイアミブルーとは対照的に、「周囲の光を吸収してしまう」特殊な色合いだと考えていますが、都会的な印象もあり、ぼくにとって「一度は選択してみたかった」ボディカラーでもあります。
ダイナミックコーナリングライト:158,000円
これはステアリングホイールの切れ角に応じてライトもその方向を向くというもので、便利ではあるものの価格が高いオプション。
この価格を出したとしても光源は「キセノン」であってLEDにはならず、しかし981ボクスター/ケイマン時代ではベースモデルの光源が「まさかのハロゲン」であったことを考えると、まだマシなのかもしれません。
この「ライトで進行方向を照らす」のは日本だとさほど必要になる場はないものの、欧米では街灯のない山道もあり、「これがないと困る」場面もあると考えられ、そのためか特に欧州車はマトリクスLEDヘッドライトやレーザーライトなど、ライティングにこだわることが多いようです。
なおヘッドライトの内部構造のデザインがちょっと変わり、プロジェクターランプユニットの外側4箇所がLEDによって光ります。
ただしこれはオプションのLEDライト装着時の「クワッドLED」とはまた違う位置や光り方を持つもので、718ケイマンのヘッドライトは「標準」「ダイナミックコーナリングライト」「LEDライト(323,000円)」「テインテッド(ブラックインナー)ヘッドライト(232,000円)」と4種類あり、それぞれ見た目が異なることに。
下の画像は911カレラのものですが、左がダイナミックコーナリングライトつき、右がLEDヘッドライトの「ポジション(スモール)」ランプが点灯した状態。
こちらはその作動原理を開設した動画。
https://www.youtube.com/watch?v=2lq4oW7B51s
19インチ・ボクスターSホイール:325,000円
ポルシェ718ボクスターにおいて選択できるホイールは標準含め7種類。
標準ホイールは18インチ、そしてそこからオプションとして19インチ、20インチを選択できることになります。
ポルシェのホイールはかなり高価で、たとえば20インチ「ターボ」ホイールだと70万円もコストがかかることに。
この「19インチ・ボクスターSホイール」はほかの19インチホイールに比較すると高価ですが、その理由が「デザインの複雑さ」にあるのか、それとも素材や製法にあるのかどうかは不明です。
ただし、経験上ではありますが実際にホイールの重量を測ってみると、ポルシェのホイールは「かなり軽い」ものが多く(社外の”軽量”を謳っているホイールより軽い場合もある)、このあたりはさすがポルシェだと言えそう。
電動格納ミラー:55,000円
これも国産車との比較だと「信じられない」ことですが、ポルシェ718では電動格納式ドアミラーがオプション扱い。
ポルシェのスポーツモデルでは「伝統」とも言えるもので、これはケチっているのではなく、車体上部や側面という「重心やロールセンターから遠い」ところにある重量物をちょっとでも減らそう、というポルシェの思想から(電動格納ミラーはモーターを使用するので、その分重い)。
ただ、日本においては「ミラーを折畳まねばならない」状況に遭遇することは往往にしてありそうで、必須とも考えられるものの「ちょっと高いなあ」と思えるオプション。
ポルシェの購入金額はこうやって高くなってゆくわけですね。
パークアシスト+バックカメラ:279,000円
これも国産車に比較すると「かなり高い」部類のオプション。
ただし「一回ぶつけると」これくらいの金額が修理費用として飛んでゆくことになるので、これも「やむなし」かもしれません(2019年モデルからオプション価格が下がっている模様)。
アルミルック燃料キャップ:24,000円
これは定番とも言えるものですが、セルフ給油の度に満足感を感じさせてくれるもの。
ただ、アルミ削り出してはなく、樹脂製キャップの上に成形したアルミ板を被せてあるだけ、という構造なので過剰な期待は禁物(それでもけっこうイケてると思う)。
このキャップは世代が変わっても使用が可能な場合が多く、よって工場装着ではなく、納車されてから「取り寄せ」で装着する方がベターだと考えています。
そうすれば手元には「もともとの樹脂製キャップ」が残ることになり、また別のポルシェに乗り換えたとしても追加購入したアルミルック燃料キャップが手元に残るから(工場装着オプションだと樹脂製キャップはついてこない)。