ポルシェとはかけ離れているようでいて、ポルシェのツボを押さえている
レンダリングアーティスト、Clément Lacour(クレメント・ラクール)氏が「ポルシェ357」のレンダリングを作成。
これはその番号からもわかるとおり「356スピードスターの後継」となりますが、一気に未来へとジャンプしたスタイルを持っていますね。
なお、ポルシェ356は1948年にポルシェがはじめて発売したクルマで、ここから数えてポルシェは昨年に「70周年」を迎えることとなっています。
ポルシェは意外や「スピードスター好き」な会社だった
そして1954年に356シリーズへと追加されたのが「356スピードスター」で、これはルーフをチョップしたスパルタンなモデル。
ルーフをカットする意味としては「重心を低くする」という主な理由のほか「軽量化」という側面もありますが、ポルシェはこの「スピードスター」を歴史的資産だと位置づけており、ぴったりポルシェ創業70周年となる「2018年6月9日」に991世代の「911スピードスター・コンセプト」を発表しています。
そしてポルシェは356、930、964、997、991世代において「スピードスター」を設定していますが、さらにコンセプトカーとして「ポルシェ911カレラ 3.2 スピードスター」を発表したことがあり、これは今回公開されたレンダリングのように「シングルシーター(実際にはシングルシーター風に見せるカバーが取り付けられている)。
そこで今回の「ポルシェ357スピードスター」ですが、インスピレーション元としてはやはり356、そして911カレラ 3.2 スピードスターを挙げています。
そして完成したのがこちらの「357スピードスター」のレンダリング。
全体的にクリーンな印象を持っていて、エキゾーストパイプがないところからみても「ピュアエレクトリック」だと思われます。
こちらはフロントから。
グリルがなく、おそらくはダウンフォース獲得を目的としたであろうエアインテークとスリットがセンターに見られますね。
なお、このヘッドライトは、かの「ポルシェ935」にインスパイアされたもので、過去の様々なポルシェに刺激を受けた、「ポルシェ愛あふれる」一台だと言えそう。
なお、こちらはフロントではなくてリア。
「後ろ下がり」なデザインもやはり、356や911へのオマージュのようですね。
キャビン後方にあるルーバーもやはり、356をイメージしたものだと思われます。
VIA:Clément Lacour