| 現在、多くのプレミアムカーメーカーが「住宅関連ビジネス」に乗り出している |
ポルシェはすでにタワーマンション、ホテルを展開中
さて、ポルシェのライフスタイルグループのひとつ、スタジオ F.A. ポルシェがグリフナーとのパートナーシップにより、モダンなデザインと高級な機能を組み合わせたおしゃれなプレハブ住宅を発表。
プレハブ住宅というと一般に「自由度が低い」「おしゃれではない」「高級感に欠ける」というイメージがあるものの、ポルシェはそういったネガティブイメージをすべて払拭するかのような高い設計自由度を持つプレハブ住宅の開発に成功しており、この家は実際に様々なカスタマイズが可能なのだそう。
なお、 最小バージョンの面積は約180平方メートルから対応可能だとされ、施工価格は1平方メートルあたり約 6,500 ユーロ(現在の為替レートにて約107万円)なので、つまりこのポルシェ住宅の最低価格は約117万ユーロ (約1億9230万円)ということに。
ポルシェの設計したプレハブ住宅はこんなデザインを持っている
そこでこのポルシェによるプレハブ住宅「フローティングハウス」を見てみると、フロアから天井までに繋がる大きな窓と1階部分の黒いタイルが特徴的。
非常にスタイリッシュといった印象ですが、最大効率を追求したであろうその形状、ブラックとグレーを基調にしたデザインは「やはり(というかさすが)ポルシェ」。※この「フローティングハウス」という名称の由来は、黒い1階部分との対比にて2階が浮いているように見えるため
なお、外壁の組み立てはプレハブの利点を活かして2週間で完了し、そこから内装の仕上げを行うため、入居にまで要する期間はおよそ5-7ヶ月だと紹介されています。
ちなみに玄関ドアは幅1.7メートル、高さ2.64メートルという大きな「記念碑的な玄関ドア」があり、これは非対称のピボットポイント、そして埋込式のウィンドウを備えるのだそう(詳細は不明)。
「ガラス」が多用されているのがこのフローティングハウスの特徴のひとつであり・・・。
階段の手摺も「ガラス」。
そのほかオープンキッチンや・・・。
プレイルームも。
ポルシェは現在マイアミにタワーマンションも建設済みであり、その他自動車メーカーだとベントレーやブガッティ、メルセデス・ベンツ、アストンマーティン、そしてランボルギーニが不動産および住宅ビジネスに進出中。
もちろん単独でこれらのビジネスを行うことは難しく、よって現地デベロッパーとの共同にてプロジェクトを展開しているわけですが、意外と自動車メーカーに取って大きな収益になるんじゃないかとも考えており、もしフェラーリがここに進出したならば、多くのフェラーリスタがこぞって「フェラーリによってデザインされた家」を買い求めるのかもしれません(ぼくもちょっと欲しい)。
-
ブガッティがドバイに建設する「超高級タワマン」の概要を公開!最近はこういった直線を使用しない、有機的な建築物が一つの流行でもあるようだ
| この特異な外観はひとつのランドマークとなりそうだ | いったいどれくらいの価格で販売されるのか気になって仕方がない さて、先日お伝えした「ブガッティのタワーマンション」プロジェクトがついに正式に公 ...
続きを見る
あわせて読みたい、関連投稿
-
ランボルギーニが不動産事業第二弾としてスペインに53棟のヴィラを建設。風光明媚なマルベーリャ近郊にて「地中海を望み、全室プール、ガレージ付き」
| おそらくこの「超高級ランボルギーニ邸宅」は第二弾、第三弾と続きそうだ | 内外装はランボルギーニのデザイン言語にインスパイアされている さて、ランボルギーニは2021年11月に「不動産業に進出する ...
続きを見る
-
アストンマーティンが南青山に個人用邸宅の建設を行うと発表!4階建て、ジムやスパ、ホームシアターを備える超ラグジュアリー仕様。なぜアストンが不動産ビジネスを?
| アストンマーティンは富裕層の求めるラグジュアリー体験をすべて提供しようと考えている | おそらくは今後「さらなる」展開が見られるはずだ さて、アストンマーティンが「日本に、アジア初のアストンマーテ ...
続きを見る
-
ベントレーのタワマン(モデルルーム)が公開に。クルマごと部屋に行くことができ、風光明媚なプライベートビーチ、そして映画館やジムまでも【動画】
| 現在マイアミにはポルシェがタワマンをオープン済み、アストンマーティンとベントレーがそれに続く | ラグジュアリーカーメーカーは富裕層のライフスタイルをサポートすることに商機を見出す さて、ベントレ ...
続きを見る
参照:Studio F. A. Porsche