| R34 スカイラインGT-R、ホンダS2000、RX-7、ダッジ・チャージャーなど盛りだくさん。普段見ることのできない車内まで |
映画「ワイルド・スピード」シリーズに登場したクルマたちをコレクションしている人というか団体、「Dreamchaserz(ドリームチェイサーズ)」がその内容を動画にて公開。
おそらくは中東の人たちのようで、なんらかのイベントに自分たちの所有する(ワイルド・スピードに登場した)車両を展示し、その準備の合間を縫って撮影を行ったようですね。
なお、これらの車両はすべて「本物」で、レプリカではない、とのこと。
「ワイルド・スピード」に登場したクルマたちを見てみよう
そこで劇中に登場したクルマを見てみたいと思いますが、劇中車と言えども「実際に走行する車両」「破壊用」「止まっているシーン用」など複数台が作られることも多く、この中のいくつかは「見せるだけ」のフェイク装備を持つものもあるようです。
なお、動画ではその外装だけではなく、トランクやボンネットを開いての紹介、そして車内に乗り込むなど「オーナー」ならではのレビューも。
なんどもワイルド・スピード・シリーズを観ているものの、「この部分はこうなっていたのか・・・」と改めて気づくところもたくさんあります。
フォルクスワーゲン・ジェッタ
まずは「ワイルド・スピード」にて、ジェシーがドラッグレースに出場した際に乗っていた(そして負けてしまい逃走した)ジェッタ。
これは過去に何度かオークションに登場しており、そういったオークションで入手したのかもしれませんね。
内装はかなり手が入っていて、ブラックにレッドのアクセント、そしてシートにはファイヤーパターンも。
ダッシュボードに取り付けられているのは消化器、そしてアームレスト部分に装着されているのがNOS(ナイトラス・オキサイド・システム)のタンク。
マツダRX-7(FD3S)
こちらは「ワイルド・スピード」にてドミニクが乗っていたマツダRX-7(FD3S)。
トランクスペースには燃料タンクが乗っていますが、これは「フェイク」とのこと。
三菱エクリプス
ブライアンが「ワイルド・スピード」にて乗っていたクルマ。
ViS Racing製エアロキットを装着しています。
ボディカラーはライムグリーン、インテリアはブラックにイエローのアクセント。
インテリアにはかなり手が入っているようで、ジェッタ同様に消化器やニトロ、追加メーターだらけで「いかにも改造車」。
オーナーによると、撮影以後に(それまでのオーナーが)追加した装備もあるようです。
ホンダS2000(AP1)
「ワイルド・スピードX2」にて、デヴォン青木演じるスーキーが乗っていたクルマ。
日本の「ANIME」風のグラフィックを持つことが特徴。
かなり大きなオーバーフェンダーやリアウイング、ピンクの外装が独特です。
ボンネットは軽量パーツに交換されているようで、動画でもボンネットを持ち上げた瞬間、「軽っ」と声が漏れています。
インテリアはモッフモフ。
NOSや消化器は見当たらず、追加メーターも最小限に抑えられているようです。
ダッジ・チャージャー
ドミニクの父親の所有物で、父親が事故死した後はずっとガレージにしまってあった、という設定のクルマ。
「ワイルド・スピード」のラストではブライアンの乗る80スープラと加速勝負を行い、「ウィリー」するほどの強大なパワーを見せています。
追加メーター類もたくさん並びますが、ほかの日本車のように「(グレッディやトラストなど)日本メーカーのメーター」ではなく、アメリカメーカー製のメーターが装着されていたり、メーターのハウジングが「クローム」であったり、とクルマにあわせたカスタムがなされていて、このあたり「わかっている」人が手掛けたことが一見してわかります。
こういった、劇中では説明がなされない、しかし「見る人には直感的に伝わる」カスタムがなされているのもワイルド・スピードが人気を誇る秘密のひとつなのかもしれません。
ちなみにこの個体のスーパーチャージャーは「ダミー」だそう。
トヨタ・スープラ(JZA80)
もはや説明不要、「ワイルド・スピード」にてブライアンが運転したクルマ。
スクラップを見つけてきてチューニングパーツを組み込みながら再生する様子が劇中でも描かれています。
エアロパーツは懐かしのBOMEX製、ボンネットはTRD製、リアウイングはAP製。
リアウイングには、作品にたずさわった人々のサイン入り。
インテリアはエクリプス、ジェッタほどゴチャゴチャしておらず意外とシンプル。
ステアリングホイールはワイルド・スピード・シリーズ通じておなじみのスパルコ、そしてグリップ部やシフトブーツ、シートのセンター、ドアパネルの一部はブルーのアルカンターラ(もしくはスウェード調生地)に張り替えられています。
ちなみにダッシュボードに装着されているシフトインジケーターつきのオートメーター製タコメーターは日本でも大流行しましたね。
リアのトランクスペースにはアンプが3基、モニターひとつ、NOS二本。
エンジンルーム内はまさに芸術品のようで、ラジエターの容量アップ、ラジエターへの導風プレート(懐かしいなこのパーツ・・・)、キノコ型エアクリーナー、タービン交換、ブローオフバルブ、ストラットタワーバーなど、考えうる限りのチューンが施されています。
燃料ラインにもNOSが打ち込まれており、ほかの車両のようにNOSが「ダミー」ではなく、かつ他の部分を見ても本気でカスタムされていることが一目瞭然(他の車両はエンジンルームの中に手が入っていないものもある)。
こういったところを見ても、「ブライアンのスープラ」は特別であるということがわかりますね。
その他動画では、ワイルド・スピードX2に登場した、シルバーにブルーのグラフィックが入るR34 GT-Rも登場(これについては解説がなされていない)。
もちろんこの車両もNOS装備、そしてA'PEXiやHKSなど日本製パーツを多数装着しています。
VIA:DreamChaserz/youtube, dreamchaserz_official/instagram