| たしかにあの頃のカスタムは今見ると新鮮だ |
ネオクラシックカー同様、カスタムにもネオクラシックの焦点が当たってもおかしくはない
さて、フォルクスワーゲンがゴルフ8をベースにしたレトロな「ゴルフGTI BBSコンセプト」を発表。
これはフォルクスワーゲンとフィラデルフィア在住のVWエンスージアスト、ジェイミー・オア氏とのコラボレーションによって実現したもので、ゴルフMk2時代のレーシングカーにインスパイアされた車両だと紹介されています。
このゴルフGTI BBSコンセプトは、レッドとブラックのレトロなカラーリングに加え、もちろん(レトロな)BBSのホイールを装着。
このホイールは3ピース構造とシルバーとゴールドのマルチスポークデザインを採用した19インチサイズの「BBS Super RS」だとアナウンスされています。
さらには車高もバッチリ下がる
そしてVWゴルフGTI BBSコンセプトは「レーシングカーをイメージ」したというだけあって車高もガツンと下げられ、これを担当するのはH&R製の車高調。
フロントには(下がり過ぎでアライメントが変化するのを防止するため?)キャンバー調整機構も追加されている、とのこと。
エキゾーストシステムはボーラ製(新型ゴルフGTI専用設計)。
ただしヘビーチューンは避けて「ライトチューン」に留める
ジェイミー・オア氏によると「私たちは、Mk8の魂を維持したかったので、トラディショナルな改造を行いました。しかし、インテリア、ボディ、パワートレインは工場出荷時のままにしましています」。
たしかにその時代によって特徴的なカスタムというものがあり、90年代だとこういった「レーシングカーモチーフ」の外観中心のライトなカスタムが多く見られ、エアロパーツやホイール交換の全盛期であったかもしれませんね(さらに当時は、なんでもかんでもボディカラー同色にしたがる傾向もあった)。※ゴルフMK2は1983〜1992年まで販売され、カスタムベースとして人気があった
フォルクスワーゲンのエンスージアスト&モータースポーツ・マーケティング・スペシャリスト(そんな部門があるのか・・・)であるショーン・メイナード氏は、「エンスージアストフリートの車両では、ほとんどの改造を外装に施し、内装はノーマルのままにするようにしています」とコメント。
現代のクルマは高度に電子制御化されることで弄りにくくなっていますが、そのぶんこれからは外装に重点を置いたカスタムが流行する可能性があり、中でも90年代のカスタムは(ネオクラシックカーがちょっとしたブームということもあり)要注目トレンドなのかもしれませんね。
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