| おそらくカスタム費用は車体の数倍 |
イタリアのチューナー、「ロメオフェラーリ(Romeoferraris)」が中東はカタールのオーナーのためにフィアット500を究極カスタム。
このチューナーは名前からしてアルファロメオやフェラーリのカスタムを手がけているという雰囲気がありますが、けっこう前から活動しているまともなチューナーで、時々その名を聞くことも。
ただし今回のカスタムはその内容が圧倒的であり、まさに「中東」っぽい感じですね。
その名はCinquone Qatar(チンクエ・カタール)
ロメオ・フェラーリ曰く「ペルシャ湾のスピリットを反映するため、そのできる全てを注ぎ込んだ」としており、ワイドボディキットに加えてエンジンのパワーアップ(248馬力)、可変エキゾーストシステムの装着、ブレーキの強化、サスペンションの変更(ビルシュタイン)などがその内容に。
外装の「ワイドボディキット」はフロントバンパー、フロントフェンダー、サイドステップ、リアフェンダーで構成される他、フロントフードも交換され、ルーフにはエアスクープ、そしてテールゲートスポイラーも追加されています。
そして特徴的なのはその内装で、2シーター化された上にロールケージが組まれ、ロールケージも内装レザーの「ホワイト」が巻かれるという豪華仕様。
樹脂パーツやルーフライニング、カーペットもホワイトに変更され、付属のスパルコ製ヘルメットもやはりほいワイト。
可能な限り「ホワイト」でまとめられており、アクセントは「ゴールド」。
ダッシュボードやシートのパイピングにはディープレッドが使用され、センターコンソールにはゴールドの縁取りがついたグラスも。
中東ではあまりこういったコンパクトな車は好まれないようですが、その意味でも今回の「チンクエ・カタール」はかなり珍しいカスタムだと言えそうです。