| アバルト595がさらに魅力向上。新色も追加に |
アバルトが124スパイダーの2019年モデルに加え、アバルト595の2019年モデルも公開。
アバルト595は「コイツはわかってる」という数少ないクルマですが、そのアバルト595がさらに魅力を増したことになりますね。
なお、アバルト595は欧州だと5種類のバリエーションを持つことになり、「595」「595 Pista/ピスタ(日本未導入)」「595 Turismo/ツーリズモ」「595 Competizione/コンペティツォーネ」「695 Rivale(日本未導入)」といったバリエーション。
アバルト595の2019年モデルはこう変わった
変更が報じられているのはまず「595ピスタ」。
フェラーリ488ピスタと同じく、「ピスタ=サーキット」の名を持つとおりにサーキット重視の仕様が与えられ、エンジン出力は160馬力、レコードモンツァは標準装備で、テレメトリーシステムや、リアにのみですがKONI(コニ)製ダンパーが与えられることに。
ボディカラーには新色「アドリアナ・グリーン(Adrenalina Green)」が追加となりますが、これは595ピスタと595コンペティツォーネのみ。
最近はポルシェ911GT3、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJなど、明るいグリーンを採用するクルマが増えており、これは一つの流行となるのかもしれません(ただし日本では古来からグリーンの人気がなく、グリーンを採用する製品がヒットしたことはないと言われるほど)。
お次の「595ツーリズモ」のエンジンは165馬力(変わらず)で0-100キロ加速7.3秒。
ただし内外装は大きくアップグレードされ、インテリアではレザーの面積が拡大し、ボディカラーは「アスファルトグレー・マット」が追加され、リアウインドウがスモークとなり、ドアミラーはサテンクローム仕上げに。
トップレンジとなる「595コンペティツォーネ」ではエンジン出力180馬力(これも変わらず)、しかしオプションで機械式LSDが選べるようになり、0-100キロ加速は6.7秒。
なおアバルト595コンペティツォーネはもともといい音を奏でるレコードモンツァが標準装備ですが、ほかにはサベルト製バケットシート、コニ製ダンパー(前後/フリークエンシー・セレクト・ダンピング)も装着されるスパルタンなモデルで、ぼくが常に「欲しい」と考えるクルマのひとつ。
そして「695Rivale」についてはとくに変更が無く、しかしこれはイタリアの高級ヨットメーカー、リーヴァとのコラボによって誕生した、セレブ仕様なモデルです。
「リーヴァ・イブニング・ブルー」と「シャーク・グレー」のツートンカラーが外観上の特徴ですね。