| 不可逆的カスタムだと価値を大きく下げてしまいそう |
さて、フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンなどハイエンドスポーツカーのカスタムで知られるノヴィテック(ノビテック/NOVITEC)。
今回はなんと世界で499台のみが限定発売されたフェラーリ・モンツァSP1/SP2のカスタムプログラムを公開しています。
なお、このモンツァSP1/2はフェラーリの特別限定モデルシリーズ”ICONA(アイコンの意味)”の第一弾であり、750モンツァ(MONZA/1954年)、860モンツァ(1956年)、フェラーリのバルケッタ(オープンモデル)の元祖でもある166MM(1948年)をイメージしたと発表されています。
このクルマをカスタムしようという人は少なそう
今回ノヴィテックがカスタムした車両はシングルシーターのモンツァ「SP1」。
そしてSP1/SP2とも上述のとおり「過去のクラシックフェラーリ」をイメージしたものであり、さらに妥協なくそのスタイリングを追求したクルマだけに、工場から出てきた時点で「完成形」。
よってこのクルマをカスタムしようと考えるオーナーは少なそうですが(カスタムすると価値が大きく下がりそう)、ノヴィテックもそれを良く理解しているのかボディについてはまったく手を入れず、用意しているのは排気系とホイール、そしてダウンサスにプラグ&プレイ式のサブコンピューター。
これらであればいつでももとに戻すこともでき、ホイールだと「純正を未使用のまま取っておく」という人にとっても良い選択になるかもしれませんね。
なおホイールについてはNF8/NF9/NF10の3種類が揃い、いずれもツインスポーク(フェラーリ純正とは異なるテイストを持っている)、そしてサイズはフロント21/リア22インチ。
カラーはシルバー、ブラック、ガンメタルが揃います。
スプリングはノーマルとの交換式で35ミリ車高がダウン。
そのほか足回りだとスペーサー、チタンボルトがラインアップされています。
コンピューターチューンと排気系変更で833HPへ
エキゾーストシステムだとダウンパイプやメタル触媒、リアマフラー(フラップつき、純正比マイナス7キロ)が用意され、マフラーにはフラップも内蔵されることに(室内からの操作でフラップを開くことかできる)。
ちなみにマフラーは放熱性を考慮した「金メッキ」バージョンも用意されており、これはモンツァSP1/SP2を購入するような富裕層に対しては高いアピール性を持つのかも。
さらにはサブコンピューターの追加で出力は810馬力から833馬力へと出力が向上し、これによって0-100km/h加速は0.1秒速くなり2.8秒を達成する、とアナウンスされています。
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