| いかに希少なハイパーカーといえど、お金があれば買えるようだ・・・ |
その在庫や登録された生産枠数はハンパなかった
さて、ドイツのエキゾチックカーディーラー(販売ネットワーク)、「LUXCARS」がランボルギーニの限定モデル、「ヴェネーノ(3台限定)」「チェンテナリオ(20台限定)」「シアンFKP37(63台限定)」を販売しているとして話題に。
いずれもアヴェンタドールをベースに製造された少量生産モデルで、ヴェネーノについては2013年、チェンテナリオは2016年、そしてシアンFKP37は2020年にそれぞれ発売されています。
ランボルギーニ・ヴェネーノ
ヴェネーノはランボルギーニの50周年モデルと言う位置づけで、上述の通り3台(ロードスター版は9台)が製造され、3台のボディカラーはいずれもメタリックグレー、しかしアクセントはそれぞれ「グリーン」「ホワイト」「レッド」の3色が振分けられており、つまりは「3台そろうとイタリアンカラー」が再現されることに。
ちなみに新車当時の価格は300万ユーロでしたが、今回販売されているのは799万ユーロ(日本円で約10億5000万ユーロ)という超高額(ただし、同じヴェネーノが2017年に800万ユーロ、2018年には809万ユーロで売りに出されているので、今回の価格は法外というわけではない)。
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ランボルギーニ・チェンテナリオは2台が販売中
そして次はチェンテナリオ。
こちらはランボルギーニ創業者、フェルッチョ・ランボルギーニの生誕100周年記念車という位置づけで、クーペが20台、ロードスターが20台作られています。
新車価格は175万ユーロ(約2億3000万円)でしたが、今回販売される2台の(!)のチェンテナリオはそれぞれ178万8831ユーロと260万ユーロという設定で、この価格を見る限りでは「ちょっと前」に売りに出されていた6億円くらいの売り物に比較すると相当に安く感じられますね。
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ランボルギーニ・シアンはなんと3台の生産枠が販売中
そして次はランボルギーニ・シアン。
驚くべきことにシアンFKP37(クーペ)が二台、シアン・ロードスターが1台、しかしそれぞれ実車ではなく「生産枠」が販売されていて、シアンFKP37だと279万ユーロ(3億6500万円)と289万ユーロ(3億7800万円)、シアン・ロードスターだと329万ユーロ(4億3000万円)。※シアンFKP37の新車価格は200万ユーロ
ちなみにこの3台は上述の通り「生産枠」の販売なので、この枠を購入した人は「これから自由に仕様を決めることができる」のだそう。
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いずれも相当な金額ということになりますが、今後ランボルギーニにおいてはV12エンジン単体、もしくはV12+マイルドハイブリッドというパッケージングを持つクルマを発売することは(環境規制にて)まず不可能となるため、現在いかに高価であっても「投資物件」として購入するのは悪くないのかもしれません。
ただし販売されているのはこれだけではなかった
ただ、これらランボルギーニの限定モデル3種盛りで驚くのはまだ早く、LUXCARSではこの他にもたくさんのハイパーカーを販売中。
なんとブガッティ・ディーヴォは3台も販売されており・・・。
アストンマーティンだとヴァルキリーに加え・・・。
ヴァルハラの生産枠まで。※ヴァルキリーAMR PROの生産枠も販売中
ラ・フェラーリはアペルタを含めてなんと15台が販売されており・・・。
FXX Kまでもが販売中。※FXX K EVOも2台販売中
フェラーリ・モンツァSP1/SP2はあわせて4台の売り物が出ています。
ケーニグセグだとジェメラが1台に・・・。
ジェスコが4台。
そしてレゲーラが5台。
もちろんLUXCARSがこれだけの在庫を抱えているというわけではなく、他でも登録されている情報を共有しつつ販売しているのだと思われますが、それにしてもけっこう売り物が出てるんだな、という印象です。
ちなみにこういった限定スーパーカー/ハイパーカーについて、転売を抑制するための契約が(新車購入時に)存在するという話も聞きますが、逆に「転売を仲介する」ショップには、そういった契約を無効化してしまう腕利きの弁護士がいるといい、購入の際にはそういった弁護士がちゃんと法的問題をクリアしてくれるようですね。
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参照:LUXCARS