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フェラーリが「巨大、かつ自由に角度を変更でき、取り外して持ち歩ける」車載ディスプレイ特許を出願。「車内エンターテイメントがないと助手期の人が退屈するので」

フェラーリが「巨大、かつ自由に角度を変更でき、取り外して持ち歩ける」車載ディスプレイ特許を出願。「車内エンターテイメントがないと助手期の人が退屈するので」

Image:United States Patent and Trademark Office

| フェラーリは「助手席に座る人もドライバーと同じ体験をできるよう」助手席ディスプレイをいち早く取り入れた自動車メーカーでもある |

最近ではランボルギーニ、フェラーリも同様の装備を投入済み

さて、フェラーリが米国特許商標庁に新しい特許を出願したことが明らかに。

この特許の概要としては「ドライバー、もしくは助手席に座る人のどちらにも向けることができる、取り外し可能なインフォテインメント スクリーンの提案」です。

このパテントの出願の意図としては「社会の要望やニーズは変化しており、あらゆる種類のクルマ (たとえフェラーリのようなスーパーカーでさえ) の乗員は、前方にインタラクティブスクリーンがないと退屈する可能性があり、それを解決するため」。

ちなみにですが、フェラーリは「パッセンジャー(助手席)ディスプレイ」なる装備をはじめて取り入れたスーパーカーだと認識しており、ここには「車速、エンジン回転数、ナビゲーションデータ」などが表示され、しかし新しいモデルになればなるほどこのサイズや表示される情報が増えていて、プロサングエだとこんな感じの大きなディスプレイを備えており、今回の特許はこの考え方をさらに加速させたものだと考えて良いかと思います。

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フェラーリの出願した特許は「超シンプル」である

今回フェラーリが出願した特許は驚くほどシンプルで、中央のインフォテインメント スクリーンはダッシュボードに埋め込まれておらず、スクリーンを固定するアームを介して内装に取り付けられており、このアームは上げ下げできるほか、ドライバーの身長や座席の位置に関係なく理想的な視界を提供するように考えられています。

さらに使用中、スクリーンはドライバーまたは助手席に向けられるように (手動で) 調整することができ、その方向性を検出することで、助手席に座っている人に向けると、スクリーンには映画、ゲーム、その他の娯楽機能を表示させることが可能となるもよう。

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United States Patent and Trademark Office

一方、ドライバーが画面を自分に向けると、画面にはラップタイム、加速速度、および車両の操作に直接関連するその他のデータが自動的に表示され、必要な情報だけを受け取ることができるようになります。

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United States Patent and Trademark Office

そしてこのディスプレイ(モニター)はこんな感じで取り外すことも可能です。

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United States Patent and Trademark Office

取り外しによって可能となるのは、運転中に記録したデータをクルマから降りた後にも確認できるようになるということで、たとえばサーキット走行の後、ドライバーは自身のパフォーマンスを振り返り、改善した点や不足した点を確認できるわけですね。

ただ、現段階では「特許を出願したにすぎず」、これを実装するかどうかはまだわからない状況にあるものと思われ、しかし実際に車両にこの特許を反映させるとなると、いかに違和感なく車両にディスプレイを溶け込ませ、その台座を高級感あるものにするのかという点において課題が残り、しかしここはフェラーリだけに心配の必要はないのかもしれません。

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参照:United States Patent and Trademark Office, CARBUZZ

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